日産「次期型スカイライン」に“反響殺到”!「ハコスカの“サーフライン”復活か」「頼むぞ日産!」のアツい声も! 伝統の「ロングノーズ&ショートデッキ」採用した“旧車デザイン”で登場!? ファン待望の「14代目セダン」どうなる!
日産の象徴であり、日本のスポーツセダンの歴史そのものと言っても過言ではない名車「スカイライン」。では全面刷新して登場するといわれる「次期型モデル」の現状は一体どのようになっているのでしょうか。
日産「次期型スカイライン」開発に“反響殺到”!
日産の象徴であり、日本のスポーツセダンの歴史そのものと言っても過言ではない名車「スカイライン」。
2025年11月13日、日産はこの伝統あるクルマの現行モデルに対し、一部仕様向上とともに、ファン垂涎の特別仕様車「400R Limited」を設定し、400台限定で注文受付を開始しています。
しかし同時に気になるのが、全面刷新して登場するといわれる「次期型スカイライン」の存在です。その現状は一体どのようになっているのでしょうか。

現行モデルとなるV37型スカイラインが登場したのは、今から遡ること10年以上前の2014年のこと。
幾度のマイナーチェンジや、手放し運転を可能にした「プロパイロット2.0」の搭載、そして400馬力を誇る史上最強の「400R」の追加など、常に話題を振りまいてきましたが、モデルライフの長さは隠せません。
今回の限定車発売というニュースを受け、「これがスカイラインの最終モデルなの!?」「ついに歴史にピリオドが打たれるのか」という一抹の不安がよぎった人もいるかもしれませんが、結論から言えば、スカイラインの灯は消えません。
それどころか、日産は公式に新型スカイラインの登場を明言しており、水面下では次なる伝説への準備が着々と進められているのです。
その根拠となるのが、2025年5月13日に発表された日産の経営再建計画「Re:Nissan」です。
この中期経営計画の中で日産は将来のロードマップを提示し、プラットフォームを統合・集約することで開発効率を劇的に高めるという戦略を発表しました。
そして、この新たな開発プロセスによって生み出される車種リストの中に、「新型スカイライン」の名前が明確に記されていたのです。
これは単なる構想や噂レベルの話ではなく、メーカーとしての「公約」に他なりません。では、約束された次期型スカイラインとは、一体どのようなクルマになるのでしょうか。
「Re:Nissan」の資料を読み解くと、いくつかの興味深いヒントが浮かび上がってきます。
まず、新型スカイラインは専用のプラットフォームを贅沢に新造するのではなく、グローバルで通用する汎用性の高い次世代プラットフォームを共有します。
そして日産は今後の商品展開を「コアモデル」「成長モデル」「パートナーシップモデル」、そして「HEARTBEAT(ハートビート)モデル」の4つに分類しますが、スカイラインは「フェアレディZ」と共に、日産のDNAを体現し、見る人の心を昂らせる「HEARTBEATモデル」に位置付けられているのです。
つまり合理化を進めつつも、ブランドの魂であるこれらの車種は聖域として守り抜くという意志の表れでしょう。
現行のスカイラインとフェアレディZも、FR(後輪駆動)プラットフォームやエンジンを共有しながらそれぞれ全く異なるキャラクターを確立しているように、次期型においても共有化のメリットを活かしつつ、スカイラインならではの「走り」へのこだわりが貫かれることに期待できます。
デザインに関しても、期待を高める根拠があります。それこそが2024年3月に発表されたコンセプトカー「インフィニティ ヴィジョンQE」の存在です。
流麗なファストバック・スタイルを持ち、ロングノーズ・ショートデッキの古典的なスポーツカーのプロポーションを現代の解釈で再構築したこのモデルは、発表当初から「次期型スカイラインのデザインスタディではないか」と噂されており、まさに新時代のスカイラインに相応しい風格を漂わせています。
またボディサイドを見ると、3代目スカイライン(通称ハコスカ)の特徴でもあった「サーフィンライン(サーフライン)」を彷彿させるプレスラインがリアフェンダー周りに確認でき、伝統をしっかりと受け継いでいるヘリテージな一面も見逃せません。
パワートレインについては公式なアナウンスはありませんが、日産の電動化戦略を踏まえれば、シリーズハイブリッドの「e-POWER」や、あるいは全固体電池を見据えたピュアEV(電気自動車)という選択肢も十分に考えられます。
いずれにせよ、歴代モデルがそうであったように、その時代の最先端技術を搭載した「技術の日産」の象徴となることは確実でしょう。
こうなると気になるのは、次期型スカイラインの登場時期です。
開発期間の短縮を謳う「Re:Nissan」の計画によれば、新規モデルの開発期間は約37ヶ月(約3年)、後続モデルであれば約30ヶ月(2年半)まで短縮されるとのこと。
このタイムラインをそのまま当てはめると、新型スカイラインの登場は早ければ2027年頃になると予想されます。
もし実現すれば、現行V37型の登場から実に13年から14年ぶりのフルモデルチェンジとなりますが、裏を返せば日産がそれだけスカイラインというブランドを大切にし、生半可なものは出せないという覚悟を持っていることの証明とも言えるでしょう。
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ネット上やSNSでは、今回の限定車のニュースと新型への期待が入り混じり、熱い議論が交わされています。
「やっぱり日産はスカイラインを諦めていなかった!」「スカイラインは死なず!」「日産ファンで良かった…」「時間をかけても良い。とにかくいいクルマに仕上げてくれ」「頼むぞ日産!」といった、ファンの切実な声が溢れています。
中には「V37がこれだけ熟成されたんだ。今あえて買って新型の登場をゆっくり待つのもアリだな」「ヴィジョンQEのままハコスカのサーフラインが復活したらマジで熱い」という意見もあり、新旧モデルそれぞれに対する愛着の深さが窺えます。
経営再建の正念場を経て、その先に姿を現す次期型スカイライン。それは単なる新型車の発表以上の意味を持つ、日産復活の狼煙(のろし)となるはずです。
Writer: くるまのニュース編集部
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