新車236万円! 日産「“新”実用コンパクトバン」問い合わせ”殺到”状態に!? 全長4.4mサイズに「新黒すぎアウトドア仕様」登場! 改良型の「NV200バネット」がディーラーでも話題に
2025年11月に一部改良を行った日産「NV200バネット」が12月15日に発売されます。現時点でのユーザーの反響など、首都圏の日産ディーラーに問い合わせてみました。
業務用だけでなく、エンドユーザーも注目の「NV200バネット」
2025年11月に一部改良を行った日産「NV200バネット」が12月15日に発売されます。
NV200バネットがデビューしたのは2009年5月と、モデルライフとして16年目を迎えたロングセラーモデルです。
大容量のラゲッジスペースを持つ商用バンであり、小回りの良さやクルマそのものの使い勝手、燃費性能などにおいてユーザーから評価され、現在に至ります。

ボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1855-1885mm、ホイールベース2725mmと、今や貴重な存在となりつつある小型車(4・5ナンバー)規格におさまる点も魅力のひとつです。
パワートレインは、1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンとCVTを搭載する2WD(FF)と、同エンジン+4速ATを搭載する4WD仕様(バンのみ)を設定。
安全装備は、2020年の一部改良の時点で衝突被害軽減ブレーキ「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「ハイビームアシスト」「LDW(車線逸脱警報)」「標識検知機能」が採用されています。
NV200バネットのラインナップは、2列シート5人乗りの商用モデルを基本に、リアシートのない2人乗り仕様、さらに2列シート5人乗り/3列シート7人乗りの乗用モデル「ワゴン」もラインナップします。
今回の一部改良では、各種法規に適合するとともに、「先行車発進お知らせ機能」に加えて使い勝手の良さを追求した「ドアロック連動格納機能付ドアミラー」や車線変更をサポートする「コンフォートフラッシャー」を全グレードで標準装備。
また「VX」「GX」「16X-2R」「16X-3R」の各グレードにはサイドターンランプ付きのドアミラーを採用し、右左折時におけるターンランプの視認性が向上しています。
内装に関しても改良が行われ、全席シートが「抗菌仕様」に変更されたほか、運転席と助手席には背骨への負担を軽減し、長時間の着座による疲労を和らげる「スパイナルサポート機能」を追加することで、長時間のドライブにおける疲労感の低減につながります。
さらに、今回の一部改良で「VX」「GX」「16X-2R」「16X-3R」の各グレードに「Outdoor Black Edition(アウトドアブラックエディション)」が新たに設定されています。
アウトドアブラックエディションは、サンドベージュ モノトーンのボディカラーと、ブラック仕上げの前後バンパー、ドアハンドル、バックドアフィニッシャー、ホイールを組み合わせた専用色とすることで、ボディ全体が引き締まった印象を与えるとともに、アウトドアでも映える専用デザインが特徴です。
価格(消費税込)は、バン仕様が236万3900円から313万1700円、ワゴンが258万600円から280万3900円です。
一部改良を行ったNV200バネットに関して、ディーラーに寄せられている反響や納期を11月下旬に首都圏にある日産ディーラーに問い合わせてみたところ、担当者は次のように話します。
「アウトドア志向のお客様からアウトドアブラックエディションに関するお問い合わせをいただきますね。
『キャンプで使うことも想定して4WDが欲しい』といったお声をいただきます。
その場合、4ナンバーのバンになりますが、アウトドアブラックエディションの設定があることをご提案しています。
バンおよびワゴンを含め、200万円〜300万円前半で収まっている点をご評価いただいており、予算が抑えられた分をご自身でカスタマイズされることを視野に入れているお客様もいれていらっしゃいます。
ご納期についてはまだ具体的なことは申し上げられないのですが、おそらく数か月単位でお届けできると見込んでおります」。
また、別の日産ディーラーでもこんな話を聞くことができました。
「今回追加になったアウトドアブラックエディションへのお問い合わせを何件かいただきました。
YouTubeの動画などで予習したけど、やはり『実車を見てから考えたい』というお客様が多い印象です」。
※ ※ ※
商用だけでなく、エンドユーザーのニーズも掴んだ感のある「NV200バネット」、比較的抑えられた車両本体価格と相まって、人気モデルとなる可能性があるでしょう。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。




































































































