約160万円! ホンダ最新型「“小さな”コンパクトカー」がスゴイ! 全長3.7mの「最安モデル」に“注文殺到”!? 圧倒的人気の尼国「ブリオ」とは
ホンダがインドネシアで開催されたGIIASマカッサル2025で、コンパクトカー「ブリオ」の販売記録を祝う式典を行いました。現地で圧倒的な人気を誇るこのクルマは、どのようなモデルなのでしょうか。
注文殺到の最小・最安コンパクトカー
ホンダのインドネシア法人(ホンダ・プロスペクト・モーター)は2025年11月5日(現地時間)、同国の南スラウェシ州マカッサルで開催された「ガイキンドインドネシア国際オートショー 2025 マカッサル(GIIAS)」において、コンパクトカー「ブリオ(BRIO)」の同州における累計販売台数が3万5000台に達したことを記念する式典を開催しました。

ホンダ「ブリオ」は、インドネシアをはじめとするアジア新興国向けに開発された、Aセグメントのコンパクトハッチバックです。
初代モデルは2011年に登場し、現行モデルは2018年にフルモデルチェンジした2代目にあたります。ボディサイズは全長3795mm×全幅1680mm×全高1485mmと、日本で販売されている「フィット」よりも一回り小さいサイズ感が特徴です。
パワートレインには、最高出力90PS・最大トルク110N・mを発揮する1.2リッター直列4気筒i-VTECエンジンを搭載し、トランスミッションはCVTまたは5速MTが組み合わされます。
インドネシア政府が定めるLCGC(Low Cost Green Car)政策に適合した「サティヤ(Satya)」グレードと、よりスポーティな装備を持つ「RS」グレードが展開されており、その手頃な価格と軽快な走りで、若者からファミリー層まで幅広い支持を集めています。
現地での価格は、「サティヤ S M/T」の1億7040万ルピア(1ルピア=0.0094円の為替レートで約160万円)から、「RS CVT」の2億5820万ルピア(約243万円)までとなっています。
今回のGIIASマカッサル2025は、2019年以来6年ぶりの開催となる重要なイベントです。ホンダのブースでは、この記念すべきブリオを主役に据えるとともに、最新の電動化モデルである「HR-V RS e:HEV」や「ステップワゴン e:HEV」に加え、人気のSUV「WR-V」なども展示されました。
また、ブース内にはブリオをベースにしたレーシングシミュレーターも設置され、来場者がホンダのスポーツマインドを体感できるコンテンツも用意されました。
さらに、ホンダは今回の3万5000台達成を記念し、「Gaspol 35K Brio」と題したキャンペーンも実施しました。賞品には「iPhone 17 Pro」や「Apple Watch Series 10」などが用意され、記念イベントを盛り上げました。
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インドネシア市場で圧倒的なシェアを誇るブリオの根強い人気と、ホンダの電動化への取り組みが示された今回のイベント。日本未導入のコンパクトカーですが、そのパッケージングの良さは日本の道路事情にもマッチしそうです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。














































































