183万円! スズキ「“新”軽商用バン」に注目! パワフルな「ターボエンジン」&超タフな斬新デザイン採用! ブラックパーツがカッコいい「エブリイ Jリミテッド」とは!

スズキ「エブリイ」に「Jリミテッド」という特別仕様車が設定されました。同車は商用バンらしからぬ専用のデザインが特徴となっています。

ブラックパーツがカッコいい「エブリイ Jリミテッド」とは!

 スズキは軽商用バン「エブリイ」の特別仕様車「Jリミテッド」を、2025年8月20日に発売しました。

 軽商用バンは通常、実用性やビジネス用途に特化したイメージが強いですが、特別仕様車であるJリミテッドは、どのような特徴を持つモデルなのでしょうか。

個性派「エブリイ Jリミテッド」
個性派「エブリイ Jリミテッド」

 エブリイの歴史を紐解くと、1964年に発売された「スズライトキャリイバンFDB」というモデルにたどり着きます。これはセミキャブオーバーの商用ライトバンで、「荷物をたくさん積めて耐久性のあるバン」という要望を満たすクルマでした。

 初めてエブリイの名前が使用されたのが、1982年に発売されたキャリイバン「エブリイ」でした。この頃には、現行型と同じ軽バンの形になっていました。

 そして、2015年に現行型の12代目モデルが発売。荷室と開口部において世界トップクラスのサイズを実現し、利便性の向上を図っています。

 エブリイのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1895mm、ホイールベースは2430mmです。

 エンジンは660cc直列3気筒のNA(自然吸気)とターボをラインナップ。駆動方式はすべてのグレードで2WDとパートタイム4WDが選べ、トランスミッションはCVTに加えて一部のグレードでは5速MTも用意されます。

 今回追加された特別仕様車 Jリミテッドは、ターボエンジンを搭載した最上級グレード「JOINターボ」をベースとしたモデル。トランスミッションはCVT、駆動方式は2WDとパートタイム4WDから選択可能です。

 商用車と聞くと、一般的には「荷物を積むためのクルマ」をイメージかもしれません。一方でJリミテッドはアウトドアに出かけたくなるようなプライベートユースを想定したモデルとなっています。

 エクステリアで最も目を惹くのが、前後輪をつなぐように配置された専用デカールです。ブラックアウトされたフロント&リアバンパーとホイールが、オレンジ系の暖色をまとった専用デカールを際立たせます。

 また、ドアミラーやドアノブ、B/Cピラーもブラックアウトされており、タフさを強調することでデザインの世界観を統一しました。

 ボディカラーは「アイビーグリーンメタリック」「ツールオレンジ」「デニムブルーメタリック」「モスグレーメタリック」の4色がラインナップされており、いずれもブラックの各パーツや専用デカールとのコンビネーションはバッチリです。

 ユーティリティ面でもオプション(別売)でラゲッジスペースの両サイドに取り付けるサイドバーや、天井(室内)に取り付けるネットラックなど、使いやすさを重視した装備が充実している点も特徴となっています。

 エブリイ Jリミテッドの車両本体価格(消費税込)は183万5900円から198万9900円です。

※ ※ ※

 近年、軽バンに限らず、商用車をベースとしたアウトドアユース向けのモデルが登場しており、エブリイ Jリミテッドもその仲間と言えます。

 無骨なのにどこか愛らしいフロントマスクのエブリイ Jリミテッドは、「働くクルマ」から「遊ぶクルマ」へと、軽バンの新たな可能性を切り開く一台となるでしょう。

【画像】超カッコいい! これが斬新デザインの「エブリイ」です!(30枚以上)

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Writer: 廣石健悟

1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)

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