マツダ新「コンパクトカー」発表! 専用の外装&「本革の豪華内装」が魅力の“4WD仕様”! 全長4m“ちいさなボディ”に快適装備&安全機能が充実の「マツダ2」最高級モデルとは?
2025年11月20日にマツダは「マツダ2」の装備体系を大幅に見直し、より魅力的なモデルへと進化を遂げました。そのなかでも最も高価な仕様とは一体どのようなモデルなのでしょうか。
上質さを高めた最高級モデル
マツダのコンパクトカー「MAZDA2(マツダ2)」のルーツは、その前身である「デミオ」にまでさかのぼります。
1996年に発売されたデミオは、構造・スタイルともに機能性を最優先した“道具”としての割り切りが評価され、バブル崩壊後の時代背景にもマッチしたことで、発売直後から好調な販売実績を残しました。
軽自動車や上級車からもユーザーが流入し、幅広い支持を集めたことから、2008年のRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
こうして一世を風靡したデミオは、2019年7月にマツダ2へと名称を変更して発売されました。

マツダは2024年9月17日をもって、マツダ2の1.5リッタークリーンディーゼルエンジン(SKYACTIV-D 1.5)搭載モデルの生産終了を発表しました。
これにより、マツダ2の国内ラインナップはガソリンエンジンのみの展開となります。
そして2025年11月20日、マツダ2の魅力をさらに引き出すべく、機種体系の大幅な見直しを含む商品改良が実施され、エントリーモデルの「15 C II」、デザイン性を重視した「15 BD i Selection II」、スポーティさを追求した「15 SPORT II」が設定されました。
ユーザーから要望の高いユーティリティパッケージやマツダコネクトパッケージ、360度セーフティパッケージなどを標準装備化することで、選びやすさと満足度の向上を図っています。
この再編により、「15 SPORT+」は最上級グレードとして位置づけられました。ボディサイズは、全長4080mm×全幅1695mm×全高1550mm、ホイールベース2570mm。
フロントマスクにはブラックメッシュグリルが採用され、エンジンルームへのエアフロー効率を高める機能性が与えられています。
足元には、切削加工とブラックメタリック塗装を施した専用デザインの16インチアルミホイールを装着。
インテリアでは、ステアリングやシフトノブ、パーキングブレーキレバーなど細部にまで本革巻きを使用。
シートにはブラックレザーとスエードのコンビネーションを採用し、運転席には電動パワーシートが標準装備されています。
ボディカラーは、マツダブランドを象徴する「ソウルレッドクリスタルメタリック」をはじめ全5色をラインナップ。
メーカーオプションで、ルーフのブラックフィルム化やシャークフィンアンテナ、ドアミラーカバーのグロスブラック化も可能です。
安全性能では、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」のほぼすべてを標準装備。
アダプティブ・LED・ヘッドライトは15 SPORT+の専用装備で、ヘッドランプの照射範囲を手前から奥、さらには左右方向にも自動調整するシステムです。
夜間走行時、対向車や先行車を眩惑させることなく、歩行者やバイクをより早く認識できる安全技術となっています。
パワートレインは、1.5リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン(SKYACTIV-G 1.5)と予測型4WDシステム「i-ACTIV AWD」を組み合わせ、WLTCモード燃費は18.1km/L。
そんな「マツダ2 15 SPORT+(4WD)」の車両本体価格(税込)は、250万1400円。コンパクトカーとしては高価格帯ですが、その技術的完成度や装備内容を見れば、価格以上の価値があると感じる方も少なくないでしょう。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。

















































