日産新型「コンパクトSUV」世界初公開! 全長4.3m級ボディ×ひろびろ荷室採用!? 「カイト」ブラジルで発表
日産はブラジルのサンパウロ市で開催されたイベントにおいて、新型SUVである「カイト」をお披露目しました。現地レゼンデ工場で生産が開始されたこのニューモデルは、モダンなデザインと信頼性の高いメカニズムを融合させた一台です。すでに市場投入されている新型「キックス」とともに、同社のSUVラインナップを強化する戦略的なモデルとして、まずは南米市場から展開が始まります。
日産が新型SUV「カイト」世界初公開! 全長4.3m級ボディに広々荷室でブラジルより始動
2025年12月2日、日産自動車のブラジル法人は2025年12月2日、新型コンパクトSUV「Nissan Kait(以下、カイト)」を世界初公開しました。
カイトは、リオデジャネイロ州にある日産のレゼンデ工業団地ですでに生産が開始されており、同工場における新たな主力製品としての役割を担います。

今回発表されたカイトは、日産がグローバルに展開するSUV開発のノウハウを活かしつつ、特にラテンアメリカ市場のニーズに応えるソリューションを統合して設計されました。
ボディサイズは、全長4.30m、全幅1.76m、ホイールベース2.62m。
これは都市部での取り回しに優れたコンパクトSUVのセグメントに属しながらも、顧客が求める十分な室内空間を確保したディメンションといえます。
特筆すべきはラゲッジスペースの容量で、432リットルを確保。
この数値は、日常の買い物からレジャーまで幅広い用途に対応できる広さであり、コンパクトな車体ながらも実用性を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となるといいます。
またモダンなデザインに加え、定評ある効率的なパワートレインを採用することで、信頼性と先進性を兼ね備えたパッケージングを実現しています。
新型カイトは、発表が行われた2025年12月中にブラジル国内の全ディーラーにて発売され、その後順次、他のラテンアメリカ諸国でも販売が開始される予定です。
日産ラテンアメリカ社長のガイ・ロドリゲスは、この車両のグローバル発表イベントで次のように述べています。
「日産ケイトプロジェクトは、日産のSUV開発におけるグローバルな専門知識を活用し、ラテンアメリカの消費者ニーズを満たすソリューションを統合することで、競争が激しく成長を続けるこのセグメントへの当社の参画を強化します。
この車をブラジルとラテンアメリカで初めて生産・販売できることを光栄に思います。
この地域のお客様を魅了すると確信しています。当社のベストセラープラットフォームから、堅牢性、修理性、そして品質という重要な要素を受け継いでいます」

カイトの投入は、ブラジル市場に向けて発表された28億レアル(約数百億円規模)におよぶ投資計画の一環であり、新型キックスに続くSUVとなります。
この投資により、レゼンデ工場は最新の製造プロセスやロボットを導入し、近代的なハブ工場へと変貌を遂げました。
同工場は単なる現地生産拠点にとどまらず、カイトを20カ国以上へ送り出す輸出拠点としての機能も強化されています。
また、今回のイベントでは将来のラインナップ拡充についても言及。
2026年末には、電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した「エクストレイル」のブラジル導入が決定しており、ガソリンでの発電による100%モーター駆動の走りが、南米のユーザーにも提供されることになります。
Writer: くるまのニュース編集部
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