3年ぶり大刷新!? 日産“新型ミニバン”「セレナ」まもなく登場!? デザイン刷新? 価格上昇? 人気の「ちょうどいいサイズなミニバン」新モデルどうなる?
日産のミドルクラスミニバンである「セレナ」が、2022年の発売以来初のマイナーチェンジをむかえるようです。どのようなモデルへと生まれ変わるのでしょうか。
セレナが初のマイナーチェンジ実施!?
日産のラインナップのなかでも、ファミリー層を中心に高い人気を誇っているのがミドルクラスミニバンの「セレナ」です。
現行モデルは2022年に登場した6代目で、全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mmのボディに、2リッターの直列4気筒ガソリンエンジンもしくは日産独自のハイブリッドシステムである「e-POWER」が搭載されます。
また、先進安全運転支援システムの「プロパイロット」が全車標準装備となったほか、最上級グレードの「ルキシオン」では、一定条件化のハンズオフ運転が可能な「プロパイロット 2.0」が搭載されています。

一方、専用のエアロパーツが装着される「ルキシオン」と「ハイウェイスター」をのぞけば、5ナンバーサイズが維持されていることもポイントです。
2025年度上半期(4月〜9月)の新車販売台数ランキングを見ると、セレナは乗用車全体の12位にランクインしています。
しかし、対前年比は84.8%となっており、ライバルであるトヨタ「ノア/ヴォクシー」やホンダ「ステップワゴン」の後塵を拝しています。
そんなセレナですが、まもなくマイナーチェンジがおこなわれるようです。
都内の日産販売店担当者は次のように話します。
「セレナがマイナーチェンジされるのは事実です。
現在聞いているところでは、2025年12月中に発表された後、2027年2月に発売となる見込みです。
そのため、すでに現行モデルの生産はほぼ終了しており、在庫販売へとシフトしています。
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインの変更がおこなわれる予定です。
具体的には、セレナの特徴である『Vモーショングリル』が最新のものとなり、これまでの水平基調のデザインから斜線を活用したデザインへと刷新されます。
また、ボディカラーも見直され、『ディープオーシャンブルー』や『アクアミント』などが追加されると同時に、『ターコイズブルー』や『カーディナルレッド』などが廃止となります。
インテリアでは、『エクストレイル』にも採用されているGoogle搭載日産コネクトインフォテイメントシステムが搭載され、ディスプレイも12.3インチに拡大します。
さらに、『インテリジェント アラウンドビューモニター』が3D対応となるため、駐車時の安全確認がより容易となります。
それ以外では、後部座席に15.6インチの大型モニターがオプションで選択可能となるほか、『ルキシオン』のシートに、より質感の高い合成皮革である『テーラーフィット』が採用される見込みです」
※ ※ ※
2022年の発売以来初のマイナーチェンジとなるセレナですが、気になるのはその価格です。
前出の日産販売店担当者は、「現時点では、正確な価格はわからない」と話しつつ、次のように予想します。
「昨今の物価高騰を考えると、若干の値上げは避けられないと思います。
ただ、値上げ幅はそれほど大きくないものと予想します。
というのも、今回のマイナーチェンジでは、3列目シートのUSBポートやラゲッジルームのフックといった、使用頻度に少ない機能や装備が数多く廃止されています。
おそらく、2026年夏に登場する『エルグランド』との兼ね合いから、セレナの価格上昇は最小限にする必要があるのだと思います。
簡単に言えば、機能装備が充実したミニバンを求めるならエルグランド、コストパフォーマンスを重視するならセレナ、というかたちになるのかもしれません」
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


































