新車192万円! トヨタ「“新”プロボックス」発表! 新たな「商用ライトバンの“大定番”」は初のACC搭載&内装一新で「大進化」! 24年目の“一部改良モデル” 何が変わった?

トヨタがライトバン「プロボックス」の一部改良を行いました。先進機能の大幅アップデートを基本に進化していますが、どのような改良がなされたのでしょうか。

ACC装備で大幅進化したが… ひっそり「廉価モデル廃止」も

 トヨタのライトバンとして圧倒的な人気と信頼を獲得し続けている「プロボックス」が、2025年11月25日に一部改良を実施しました。

 はたしてどんな改良がなされたのでしょうか。

トヨタ「プロボックス」(画像は改良前モデル)
トヨタ「プロボックス」(画像は改良前モデル)

 2002年7月に登場したプロボックスは、それまでの「カローラバン/スプリンターバン」の実質的な後継車種として登場したモデルでした。

 いっぽう、カローラバン/スプリンターバンは乗用車をベースにバン化したものであったのに対し、プロボックスは当初から商用バンとして使われることを第一に考えたモデルとなっていたのが大きな違いとなっていました(当初はプロボックスワゴンも存在)。

 そして、2014年8月にはフルモデルチェンジに匹敵するビッグマイナーチェンジを実施。現在販売中のモデルと基本的に同じ顔つきに刷新され、2018年11月にはハイブリッドモデルも追加されるなど、時代に合わせた進化を続けているモデルとなっています。

 そんなプロボックスですが、今回の改良では運転支援の先進装備が大きくアップデートされたのが最大の特徴です。

 進化した先進運転支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」は、衝突被害軽減ブレーキ機能が、車両および歩行者・自転車運転者に、自動二輪車(昼)を加えて検知範囲を拡張。

 衝突回避または被害軽減を支援し、事故割合が高い交差点での支援拡大がなされています。

 さらに運転支援系では「プロアクティブドライビングアシスト」が追加されました。

 これは「歩行者の横断」、「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようにステアリング・ブレーキ操作をサポートしてくれるもので、先行車や前方のカーブに対して減速操作もサポートし、頻繁な踏みかえ操作を軽減してくれるように進化しています。

 加えて、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロールも標準装備となり(停止保持機能はなし)、長距離運転での大幅な疲労軽減にも寄与してくれるのも、ビジネスカーとして嬉しいポイントと言えるでしょう。

 また、運転支援系の装備がアップデートされたことに合わせてメーターのデザインが一新。

 4.2インチマルチインフォメーションディスプレイが標準装備となり、現行トヨタ車に多く採用されるような、各種操作スイッチを備える新形状のステアリングホイールが導入されたことで、車内の雰囲気がより乗用車に近いものとなりました。

 その一方で、ガソリンモデルに存在していた廉価な1.3リッターモデルが廃止となるなど、ラインナップの整理と、標準装備となっていたバックモニター内蔵自動防眩ミラーがメーカーオプションとなるという変更もなされました。

 改良を行った新プロボックスの価格(消費税込)は191万8400円から226万1600円。

 今回の改良でガソリン、ハイブリッドモデルともに従来の同等グレードからおよそ20万円の価格上昇となりましたが、装備の充実ぶりを考えれば妥当な値上がり幅と言えるかもしれません。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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