トヨタ最新型「“3列”ミニバン」“ロリンザー仕様”公開! “エスティマ後継機”に「上質内装」×迫力グリル採用の豪華モデル! 大口顔の「グランビア」中国に登場し話題に

広州モーターショー2025にて、トヨタは「グランビア」のカスタムモデルを公開しました。斬新な外観を取り入れた一台に、日本国内からも関心の声が寄せられています。

トヨタ最新型「“3列”ミニバン」“ロリンザー仕様”!

 2025年11月21日より開幕した広州モーターショー2025にて、トヨタは「グランビア」のカスタムモデルを公開しました。

 一風変わったこのモデルに、ユーザーからも大きな反響を集めています。

ロリンザー仕様のトヨタミニバン!?(撮影:加藤博人)
ロリンザー仕様のトヨタミニバン!?(撮影:加藤博人)

 トヨタ「グランビア」といえば日本では1995年発売のミニバンが知られていますが、中国では海外向け大型ミニバン「シエナ」の姉妹車として展開されています。

 シエナは1998年に登場し、「プレビア(日本名:エスティマ)」の後継として北米市場で販売開始。現行は2020年登場の4代目で、V6を廃止し全車2.5リッター直4ハイブリッドに一本化されました。

 中国では並行輸入で人気があったものの正規販売はなく、2021年に現地生産で正式投入。現在は広汽トヨタがシエナ、一汽トヨタがグランビアを製造・販売しています。

 2024年にはシエナが8万9450台、グランビアが7万8687台を販売し、合算で中国トップのミニバンに。現在もシエナは月9000台前後、グランビアは7000台前後を維持しています。

 そんななか、2025年11月21日に開幕した広州モーターショーでは、グランビアの特別仕様「ロリンザー」コラボモデルが公開されました。

 ロリンザーは高級セダンで知られるドイツの架装メーカーですが、中国法人は高級ミニバンやSUVカスタムを展開。今回のモデルは大型格子グリルを採用し、「アルファード/ヴェルファイア」風の存在感を強調しています。

 内装では2列目キャプテンシートにタッチディスプレイを備え、ヒーターやマッサージ機能を操作可能。アームレストはドア開閉と連動して格納され、シートは前後816mm移動可能です。

 天井にはスピーカーと大型ルーフディスプレイを搭載し、全高は1765mmから1950mmへ拡大。3列目はフルフラット格納で荷室容量を525リットルから2112リットルへ拡張できます。

 中国仕様グランビアは全車2.5リッターHEVで、前輪駆動が29.98〜39.98万元(約660〜880万円)、四輪駆動が36.38〜36.98万元(約800〜814万円)。ロリンザー仕様は同社ディーラーや一部広汽トヨタ店で販売されています。

※ ※ ※

 グランビアの特別仕様の登場に、「迫力がある」「アルファード風でカッコいい」といった好意的な反応が寄せられました。アルファード/ヴェルファイアの人気が強い日本では「この方向性ならヒットする」との反応が目立ちます。

 さらに「ぜひ国内でも発売してほしい」「こういう豪華仕様なら需要がある」といった期待の声も多く、注目度の高さがうかがえます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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