マツダの「“最新”2ドアスポーツカー」何が魅力? 「軽量FRボディ」×6速MT設定で「今しか買えない!?」 販売サイドも興奮する「ロードスター」10年目の現状とは
マツダが誇るライトウェイトスポーツカー「ロードスター」の最新の納期について、販売店に聞いてみました。
担当セールスも商談に思わず熱が入る「ロードスター」
早いもので、フルモデルチェンジしてから今年でちょうど10年となった現行型マツダ「ロードスター」。
日本が世界に誇る名車ともいえるこのクルマの最新の納期について、首都圏のマツダディーラーに問い合わせてみました。

名実ともに日本を代表するスポーツカーとして、世界中で愛されているロードスター。
初代ロードスターは「ユーノスロードスター(NA型)」のモデル名で1989年にデビューし、2シーターオープンライトウェイトスポーツというパッケージで、日本はもとより世界各地でも熱狂的なロードスターファンを生み出しました。
その後、1998年に2代目(NB型)へと進化し、2005年に3代目(NC型)へとフルモデルチェンジします。
そして現行モデルにあたる4代目ロードスターは「ND型」として、2015年5月にデビュー。早いもので、今年で丸10年が経過しました。
その間、さまざまな仕様変更やアップデートが行われてきたものの、内外装のデザインはほぼ当時のままでした。
マツダが「大幅改良」をアナウンスしたのは2023年10月のこと。初のレーダークルーズコントロール(ACC)やスマートブレーキサポートの装備、全ランプのLED化などを図っています。さらに2024年12月にも小変更が行われており、現在にいたります。
10年が経過しても色褪せない魅力を放ち続けるロードスター。最新の納期や売れ筋のモデルなど、10月下旬に首都圏のマツダディーラーに問い合わせてみました。
「通常、フルモデルチェンジから10年も経てば話題にものぼらなくなりますし、ましてや次期愛車の候補にもなりにくいのが現状です。しかし、ロードスターは違います。
『若いときに乗っていて、もう1度乗りたくなった』というお客様や、最近では『ガソリンエンジン車のロードスターが買えるうちに買っておきたい』とおっしゃるお客様も少なからずいらっしゃいます。
次期ロードスターに関しては現場の我々のところにも情報が入ってきていないので、一般のお客様と同じレベルのことしか把握できていません。
なので、次期モデルがハイブリッドモデルになるかもしれない…といった噂レベルの情報は、ネットの記事などの情報を通じて知っています。
たしかにデビューしてから10年が経過したので、どこまでND型で引っ張るのかな…という思いはあります。
と同時に、コンスタントに売れているので、このままでもいいのでは、とも思えてしまいます。
実は私も、一時期、NDロードスターを購入したことがあるんです。家族構成が変わって手放してしまいましたが、いつかまた欲しいクルマの筆頭です。
なので、元ロードスターオーナーとして、お客様の気持ちに寄り添えるのだと思います。
納期が短いことも魅力で、ロードスター&ロードスターRFともに納車まで1ヶ月〜1ヶ月半程度です。年内納車も間に合うかもしれません」
いやはや、ロードスターの根強い人気はホンモノのようです。他のマツダディーラーにも問い合わせてみました。
「ご納車までの期間が短いのは事実です。ロードスター&(電動格納ハードトップモデルの)『ロードスターRF』ともに納車まで1ヶ月〜1ヶ月半程度でお届けできます。
『冬のオープンカーは寒い』というお声をいただくのですが、相応の厚着をして走らせれば、それはそれは気持ちのよい時間が過ごせると思います。
むしろ、真夏の方が大変です。
ここから半年以上、花粉の季節は辛い方がいらっしゃると思いますので、冬のオープンカーの楽しさを存分に味わっていただきたいです。
人気のグレードは『1.5 S スペシャルパッケージ』、6速MTモデルを選ばれる方が多いですが、最近はRFのAT車を選ばれる方も増えてきました。
名車として語り継がれていくことは間違いないので、新車で手に入れられるうちにぜひご契約ください」
まさかのセールス氏と意気投合してしまい、思わずロードスターの魅力を確かめ合う取材となってしまいましたが、それほどまでにこのクルマに魅了されている人が多いことの何よりの証といえます。
10年後、20年後に「あのとき買っておけば…」と思うことのないように、どこかのタイミングで思い切った決断をする価値は充分にあるクルマだと断言できます
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。












































































