トヨタの「“黒すぎ”ハリアー」に注目! 美麗ボディ×「精悍マスク」追加でイメージ一新! デビュー6年目で新設定の「ナイトシェード」に販売店の反応は?
2025年6月11日、トヨタは「ハリアー」を一部改良し、特別仕様車「Night Shade」を設定しました。現行型が登場して丸5年が経過した今、販売店ではどのような反響が寄せられているのでしょうか。
「特別仕様車」が根強い人気をさらに「後押し」した!?
2025年6月11日、トヨタは高級SUV「ハリアー」を一部改良し、特別仕様車「Night Shade(ナイトシェード)」を設定しました。
現行型が登場して6年目に突入し、そろそろフルモデルチェンジも期待されるなかで与えられた変化に対して、トヨタ販売店の声を拾ってみました。

1997年登場の初代から数えて4代目となる現行型のハリアーは、2020年6月に登場しました。
クーペテイストの洗練したデザインをまとい、歴代モデル同様のお洒落な高級SUVとして、これまで以上の人気を集めています。
そのハリアーに今回新たに設定されたのが、特別仕様車「Z Leather Package“Night Shade”」と「Z“Night Shade”」です。ブラックの外装パーツによる艶やかさと上質感を演出しています。
主な変更点は次の通りです。
プロジェクター式LEDヘッドランプをダーク仕様のブラックレフにしたほか、フロントアッパーグリルのブラックメタリック塗装、フロントロアグリル・フロントバンパーロア・ロッカーモール・リアバンパーロアを艶あり黒塗装、車名エンブレム・カーボンニュートラルバッジをブラック塗装しています。
タイヤホイールは、225/55R19タイヤと19×7Jアルミホイール(ブラック塗装)へ変更しました。
また、同日付で行われた一部改良では、「G」グレードにPHEV(プラグインハイブリッド)仕様を新設定したほか、トヨタセーフティセンスや安全機能を強化しています。さらにステアリングヒーター・シートヒーター・寒冷地仕様を全グレードで標準化する商品力の向上も行われました。
こうした変化に対して、トヨタ販売店でハリアーを取り扱う営業マンたちは、どのように思っているのでしょうか。話を聞いてみました。
あるトヨタ販売店の営業スタッフは次のように話します。
「もともと商品力が高く、現在でもコンスタントに売れ続けているハリアーに設定された最後の特別仕様車になるかもしれません。
ハリアーの雰囲気を壊さずに質感を上げた特別仕様車は、通常モデルとは違う売れ方をしていくはずです。
モデル末期とはいえ売れているハリアーですから、更に勢いが加速することを期待しています」
今回の特別仕様車設定は、かなり前向きに捉えられていて、このほかも多くのお店で好意的な意見が多数出てきました。
意外にも「フルモデルチェンジを期待したい」という声は少なく、まだまだ現行型で売れるという期待が込められているものと思われます。
エクステリアの変更が主だった特別仕様車の内容ですが、こうした変更もユーザーの評判は良いようで、ハリアーの商談ではまず初めに特別仕様車の説明から入るという営業マンも数多くいました。
特別仕様車については、ユーザーからの指名買いもかなり多いとのことです。
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一部改良や特別仕様車設定は、「現行型の延命措置」ともとられることがありますが、今回のハリアーに関しては、販売現場もユーザーも、純粋な商品力強化と捉えている状況でした。
フルモデルチェンジを少しは期待しつつも、まだまだ戦闘力の高い現行型ハリアーは、販売の勢いを落とすことは無さそうです。
今後もハリアーの粘り強い販売動向に注目していきましょう。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。































































