新車約230万! 全長3.8m級のホンダ最新型「最小コンパクトカー」公開! 「RS」仕様も存在の「フィット」より小さい「ブリオ」をインドネシアで公開
ホンダのインドネシア法人は、同国で「国民車」としての地位を確立しているコンパクトハッチバック「ブリオ」のスポーティグレード「RS」を、2025年11月21日から30日まで開催中の「ガイキンド・ジャカルタ・オート・ウィーク2025(GJAW 2025)」に出展しました。
堅調なセールスを記録するコンパクトカー
ホンダのインドネシア法人は、同国で「国民車」としての地位を確立しているコンパクトハッチバック「ブリオ」のスポーティグレード「RS」を、2025年11月21日から30日まで開催中の「ガイキンド・ジャカルタ・オート・ウィーク2025(GJAW 2025)」に出展しました。
ブリオはインドネシア市場で絶大な人気を誇るモデルです。2024年には年間で5万3913台を販売し、これは同国におけるホンダの販売台数全体の52.3%を占める数字です。

この勢いは2025年に入っても続いており、1月には4409台を売り上げ、全体の50.3%に達しました。2011年に新興国向けモデルとして市場に投入されて以来、その累計販売台数は50万台を突破しています。
現行モデルは2018年に登場した2代目で、2023年5月にはマイナーチェンジが実施されました。スポーティな仕様のRSのボディサイズは全長3810mm×全幅1680mm×全高1485mm、ホイールベースは2405mmと、日本の市場で販売されている「フィット」と比較して一回りコンパクトな設計です。この小さなボディが、都市部での運転のしやすさや狭い道での優れた取り回し性能につながっています。
外観は、3代目フィットのデザイン要素を受け継ぎながらも、独自の個性を放っています。マイナーチェンジによってLEDヘッドライトやフォグランプが採用され、フロントグリルやサイドミラーもよりスポーティなデザインに刷新されました。
インテリアはシンプルでありながらスポーティな雰囲気が特徴で、こちらもマイナーチェンジでシートデザインやメータークラスター、ダッシュボードがより現代的なものに変更されています。さらに、ワンプッシュイグニッションやアンビエントライトといった装備も追加され、快適性と利便性が高められました。
パワートレインには、最高出力90馬力、最大トルク119Nmを発揮する1.2リッター直列4気筒「i-VTEC」ガソリンエンジンが搭載されます。トランスミッションは5速MTとCVTが設定されており、ドライバーの好みに合わせて選択が可能です。
グレードは標準モデルの「サティアS」と「サティアE」、そしてスポーティな「RS」の3種類が用意されており、サティアSとEは14インチのツートンアルミホイールを履き、内装はグレーと黒でコーディネートされています。一方、RSは専用バンパーや15インチのダーククロームスポーティアロイホイールを装備し、内装には黒と赤を組み合わせたスポーティなシートが採用されています。
参考として、今回出展されたRSの現地価格は2億4820万ルピア(約232万円)からとなっています。
インドネシアの自動車市場はトヨタがトップシェアを誇り、ダイハツ、ホンダと続きます。ホンダのマーケティングディレクターは「GJAWでは、消費者の皆様にホンダのハイブリッド技術の性能を直接体感していただき、日常使用における効率性と快適性を理解していただく機会を提供したいと考えています。この体験をさらに充実させるため、年末に向けて様々な購入特典もご用意し、消費者がより簡単にホンダ車を選べるようにしています」とコメントしています。
手頃な価格と使い勝手の良さでインドネシア市場を席巻し、2020年と2022年には現地販売台数でトップに輝いたブリオですが、現時点で日本での発売に関する公式な発表はありません。
Writer: くるまのニュース編集部
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