ダイハツの斬新「“2階建て”軽バン!?」がスゴい! 「大人4人“寝られる”」軽ワンボックス! 快速ターボ搭載「アトレー」ベースのオートワン「ピッコロα給電くん」に注目!
オートワンはダイハツ「アトレーRSターボ」をベースにした軽キャンピングカーを「福岡キャンピングカーショー2025」で展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。
スズキ「エブリイ」キャンパーが主力のオートワンが「アトレー」版も設定
オートワンは、2025年11月8日から9日にマリンメッセ福岡(福岡市博多区)で行われたキャンピングカーイベント「福岡キャンピングカーショー2025」に出展しました。
そのなかには、ダイハツ「アトレーRSターボ」をベースにした「ピッコロα給電くん」の姿もありました。

オートワンは神奈川県藤沢市に本社を構える軽キャンピングメーカー。これまではスズキ「エブリイ バン」を中心としたキャンピングカーシリーズをいくつも展開してきました。
しかしピッコロα給電くんのベースになっているのは、ダイハツの軽商用バン「アトレー」です。
現行モデルは、2021年12月に、兄弟モデルの「ハイゼットカーゴ」と同時に約17年ぶりのフルモデルチェンジを実施しており、2015年にフルモデルチェンジしたエブリイ バンよりも基本設計が新しいのが特徴です。
新設計のDNGA FRプラットフォームを採用し、最新の安全機能なども充実しています。
軽商用バンに求められる扱いやすさと車載容量を両立し、車体デザインは四角く高効率なスタイリングとしました。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1890mmです。
加えてアトレーは、よりベーシックでビジネス用途に特化したハイゼットカーゴと比べ、アウトドアレジャーを楽しむ個人ユーザーも対象にしていることから、内外装の加飾や乗用車並みの上級装備、先進運転支援機能も充実しています。
パワートレインには最大64馬力・最大トルク9.3kgf-mを発揮する水冷直列3気筒ターボエンジンを採用。駆動方式はFRとパートタイム4WDを用意しています。
ピッコロα給電くんがアトレーをベースにしたのも、車体重量の増加に対応するターボエンジン車であったことも大きいようです。
なお“給電くん”は、サブバッテリーや走行充電システム、ソーラーパネル、インバーター、電源コンセントなどをワンセットにした「電化キャンパー」をウリにしたオートワンの人気シリーズです。
エクステリアに目を向けると、展示車には屋根の上にポップアップルーフが装着されており目を引きます。
展開すれば床面は1850mm×1100mmと大人も2人寝られるセミダブル級のサイズを確保し、就寝人数は上下あわせて4人となっています。
側面には日よけになるサイドオーニングを設置。さらにサイドステップに設置できるテーブルも用意しています。
インテリアには豊富な収納スペースやカーテン、家具などを効率的に設置します。
展示していたピッコロα給電くん ポップアップルーフはフルオプション仕様となっており、車両価格(消費税込み)は、424万1930円と表示されていました。
※ ※ ※
もともと給電くんシリーズは長年エブリイ バンをベースにしていましたが、アトレーの人気も高まっていたため2025年より新たに展開を始めたそうです。
ユーザーからは「ダイハツの先進運転支援機能を使える給電くん」として、人気を集めているとのことでした。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。




















































