スズキは、2025年11月15日から16日にかけて愛知県常滑市のAichi Sky Expoで開催されたキャンピングカーイベント「FIELDSTYLE EXPO 2025（フィールドスタイルエキスポ2025）」にブースを出展しました。

　会場では、「エブリイ」の特別仕様車をベースとしたカスタムカーを実車公開していました。

　エブリイは、スズキが1960年代から展開している商用向けワンボックス軽自動車です。1982年に登場した「キャリイバン・エブリイ」を初代とし、1993年の3代目改良時に車名をエブリイに統一しました。

　その後も改良を重ね、現行モデルは6代目となっています。今回展示されたカスタムカーは、2025年8月に発売された特別仕様車「エブリイ Jリミテッド」をベースモデルとしています。

　Jリミテッドは、エブリイの人気グレード「JOINターボ」をベースに改良して開発されたモデルです。

　ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1895mmで、車内には広い荷室スペースが確保されています。

　外観には専用デカールを施し、ホイールキャップにはシックなガンメタリック塗装を採用。

　ドアハンドルや前後バンパー、ドアミラーはブラック仕上げとし、精悍でモダンな印象を与えるデザインとしています。

　展示車両は、このエブリイ Jリミテッドに、キャンプや車中泊で人気の純正アクセサリーを装着し、「より気軽に楽しめる」仕様に仕上げられています。

　外装にはルーフエンドスポイラーを追加し、リアマッドフラップセットなども装備してオフロードテイストを高めています。

　インテリアで特に目を引くのが2段ベッドです。耐荷重は160kgで、大人2人が並んでしっかり就寝できる設計になっています。分解も簡単なため、日常使いでも扱いやすい点が特徴です。

　さらに、後部ドア下部には外部電源ソケットを備えており、ここに電源を接続することで、エンジンをかけなくても車内の電化製品を使用できます。

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　会場のスタッフによると、このエブリイ Jリミテッドのカスタムカーは、災害時の緊急避難場所としても活用できるとのことです。そのためか、会場では多くの家族連れがブースを訪れていました。