トヨタが「“新”クラウンエステート」を発表! 70周年祝う「特別な2トーン色」×専用「ブラックラスター内装」採用! 特別仕様車「THE 70th」新たに設定
2025年11月20日、トヨタは「クラウンエステート」にクラウン誕生70周年を記念した特別仕様車「THE 70th」を設定しました。
特別仕様車“THE 70th”シリーズのラインナップが完成
トヨタは2025年11月20日、「クラウンエステート」にクラウン誕生70周年を記念した特別仕様車「THE 70th」を設定しました。
同記念車は他のクラウンシリーズ(クラウンクロスオーバー/クラウンスポーツ/クラウンセダン)にもすでに設定されており、第4弾となるクラウンエステートの新設定によって“THE 70th”特別仕様車シリーズのラインナップが完成したことになります。

クラウンは、1955年の初代誕生以来、70年にわたって日本の高級車をけん引し続けてきた老舗ブランドです。
近年は高級セダンを中心に展開され、しばしば保守的なモデルというイメージで語られることもあったものの、歴史を振り返ると必ずしもそうではなく、その時々の先進技術を真っ先に投入し、時代に即したさまざまなデザインやボディタイプなどを取り入れるなど、積極的に変化し続けてきたモデルでもありました。
2022年に発表された16代目では、そうした歴代クラウンの「革新と挑戦」のDNAを改めて再考しながら、4つの異なる個性をもたせたボディタイプをラインナップしたことで、再び注目を集めています。
セダンとSUVを融合した「クラウンクロスオーバー」や走りを追及した「クラウンスポーツ」などさまざま商品群を用意して、多様化したユーザーの価値観に向けた大きな変革を遂げました。
「クラウンセダン」も含め、先行して3タイプが市場導入されるなか、2025年3月に最後を飾るラインナップとして登場したのがクラウンエステートです。
エステートとは「ステーションワゴン」の別名で、歴代のクラウンシリーズにもこのエステート/ワゴンが、2代目から11代目まで継続して用意されていた時代がありました。
最終のクラウンエステートは2007年に販売を終了しており、18年ぶりの車名復活となります。
現行型クラウンエステートは、ワゴンとSUVを融合したデザインを特徴とし、ボディサイズは全長4930mm×全幅1880mm×全高1625mm、ホイールベース2850mmです。
クラウンクロスオーバーと比べると、全長とホイールベースは同じものの、全幅で+20mm、全高で+85mm拡大し、堂々としたスタイリングとしました。
大きなボディを活かした室内空間も広大で、ラゲッジスペース(荷室空間)は、定員乗車時で570リットル、後席を前倒しした際のフルフラットの荷室フロアには1470リットルの大容量空間を確保しています。
パワーユニットは、システム最高出力243psの2.5リッターHEV(ハイブリッド車)と、システム最高出力306psの2.5リッターPHEV(プラグインハイブリッド車)の2種類。他シリーズに対しフロントモーターの出力を約5割向上させたといい、ともに後輪をモーターで駆動する4WD(E-Four)と組み合わされます。
走行面でも、DRS(後輪操舵システム)やAVS(電子制御サスペンション)に独自設定を施し、後席の乗り心地に配慮した「リアコンフォートモード」など3つのドライブモードを用意します。
そして今回新たに設定されたのは、特別仕様車“THE 70th”です。
PHEVの「RS“THE 70th”」と、HEVの「Z“THE 70th”」が設定されます。
エクステリアは、「世界に誇る日本のクラウン」を表現した専用外装を備えます。
具体的には、「日本の風景との調和」を表したバイトーン(2トーン)のボディカラーとして、「プレシャスメタル×プレシャスホワイトパール」と「プレシャスメタル×ブラック」を設定します。
またマットブラック塗装を施した21インチアルミホイールを装着するほか、THE 70th”ロゴをあしらった専用のサイドデカール(専用メーカーオプション)も用意します。
インテリアも特別な仕様です。
特別内装色ブラックラスターを設定し、専用のTHE 70thロゴをプレミアムシフトノブ、専用レーザー加飾のインストルメントパネル、クラウン専用キー、プロジェクションカーテシイルミ、マニュアルケースなどにあしらいます。
加えて、RS“THE 70th”には専用のスポーティアイテムとして、ディンプル加工を施した本革巻き3本スポークステアリングホイール、レッドステッチ付スポーツレザー(本革)のスポーツシート、アクセル・ブレーキの各アルミペダルを備えます。
新たなクラウンエステート特別仕様車の価格(消費税込み)は、RS“THE 70th”が820万円、Z“THE 70th”が642万円です。
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購入後もユーザーの好みに合わせて愛車が進化し続けられるよう、新たなアップグレードサービス「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」が設定されます。
まず、THE 70thロゴをあしらった「プロジェクションカーテシイルミ」「プレミアムシフトノブ」「サイドデカール」の新たな3アイテムも12月初旬に発売される予定です。
また、シートベルトをお好みのカラーに交換できる提案をアップグレードアイテム「カラードシートベルト」も、クロスオーバー・スポーツ・エステートに設定されます。
なお今回の新設定にあわせ、クラウンエステート専用の販売店オプションとして新たに「ナノイーX」搭載のクリーンシーリングライトが設定されました。
こちらは通常グレードにも装着可能なアイテムとなっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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