日産「新型エクストレイル」初公開!? “初”の248馬力「パワトレ」搭載&全長4.7m級ボディに「7人乗り」実現! アウトランダー…じゃない「新PHEV」米国に登場
日産の北米法人は2025年11月17日、プラグインハイブリッド車(PHEV)のミドルサイズSUV「ローグ プラグインハイブリッド」を初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
アウトランダー…じゃない! 新型エクストレイル?
日産の北米法人は2025年11月17日、現地においてブランド初となるプラグインハイブリッド車(PHEV)のミドルサイズSUV「ローグ プラグインハイブリッド」を発表しました。

ローグは日産の北米市場における主力SUVです。日本では「エクストレイル」の名称で販売されるグローバルモデルですが、今回発表されたローグ プラグインハイブリッドは、三菱の「アウトランダーPHEV」のOEM(相手先ブランドによる生産)車となります。
ボディサイズは明示されていませんが、アウトランダーの全長4710mm×全幅1860mm×全高1745mm、ホイールベース2705mmと大きくは変わらないでしょう。乗車定員は7名です。
パワートレインは2.4リッター直列4気筒ガソリンエンジン、電気モーター2基、容量20kWhのリチウムイオンバッテリー、およびインテリジェント4WDを組み合わせています。システム全体の最高出力は248馬力、最大トルクは322lb-ftを発揮し、ガソリン車のローグよりも速い加速を実現しています。
また、7つのドライブモード(ノーマル、パワー、エコ、ターマック、グラベル、スノー、マッド)を備え、シーンに合わせてパワーとAWDトルク配分を最適化します。EV走行距離はおよそ38mile(約62km)です。
アウトランダーPHEVをベースとしながらも、フロントグリルに「Vモーション」デザインを採り入れることで日産らしさを表現。さらにホイールやドアミラーカバー、ロアグリルなどをブラックで統一することで精悍な印象をもたらしています。
コックピットは12.3インチメーター、ワイヤレスApple CarPlayおよび有線Android Autoを内蔵した9インチタッチスクリーンを搭載。10インチのヘッドアップディスプレイやBose製の9スピーカープレミアムオーディオシステムも設定されます。
そのほか、アウトドアなどで使用する電気機器を動作させるための120V・1500Wコンセントがトランクと後席に装備されています。
同社副社長は「ローグ・プラグインハイブリッドは、日産の電動化ロードマップにおける重要な一歩です」と述べています。
11月21日から30日に開催されるロサンゼルスオートショーで初公開される予定です。装備の違いによるグレードは「SE」と「Platinum」の2種類を設定。価格は未定で、現地の日産ディーラーに登場するのは2026年初頭になる見通しです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。







































































