カワサキの新「“5人乗り”スポーツモデル」に大注目! 全長4mボディに超パワフル「ニンジャ」エンジン搭載! 硬派な“ホンキ悪路仕様”「四輪オフロード車 新TERYX」米モデルとは

「ジャパンモビリティショー2025」で、2輪メーカーのカワサキモータースは4輪のオフロード車「TERYX5 H2 DELUXE」を展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。

「ニンジャエンジン」を搭載したオフロード4輪車

 東京ビッグサイト(東京都江東区)を会場に、2025年10月に開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」では、2輪メーカーもブースを構えており、ライムグリーンのカラーでも知られる「カワサキ」もブースを構えていました。

 そんなカワサキブースには、多くの2輪だけでなくなんと4輪のモデルも展示されており、中でも存在感を放っていたのが、「TERYX5 H2 DELUXE」というモデルです。

カワサキの新オフロード四輪「TERYX H2」
カワサキの新オフロード四輪「TERYX H2」

 このTERYX5 H2 DELUXEは砂丘や砂漠などを走破する「オフロードレクリエーション」で主に供される車両で、実は日本では初公開。

 2025年8月に発表されており、アメリカをはじめとする導入国で販売が開始されています。

 一方で、現在のところ日本国内での販売は予定されていないとのことですが、カワサキが手掛けるプロダクトのひとつとして今回展示されたそうです。

 この車両には、同社の人気スポーツバイクである「Ninja H2」に搭載されている999ccの並列4気筒スーパーチャージドエンジンをベースとしたエンジンが搭載されており、その出力は186.3kW(253PS)とかなりのもの。

 そこにCVTを組み合わせることで、常に最適なパワーバンドを維持する走りが可能で、よりダイレクトでリニアなスロットルレスポンスを実現しているのもポイントとのこと。

 そして足回りには先進的な電子制御サスペンション「KECS(カワサキ・エレクトロニック・コントロール・サスペンション)」を採用し、サスペンション性能を向上。

 各サスペンションアームに配置された加速度センサーにより、地形の変化を素早く感知し、キャビンを安定させながら車輪が地面に追従できるようサポートまでしてくれます。

 このようにオフロードを走る“硬派なモデル”と思いきや、10インチの大画面を備えたインフォテイメントシステムも搭載され、グループ間での通話が行える機能やオーディオ機能も装備。

 ドアにはスピーカーが内蔵され、オプションでサブウーファーを追加することも可能と、エンターテイメントも充実しているのです。

 価格はアメリカで4万3199ドル(約670万円)と決して安いものではありませんが、このタイプの車両は現地では割とポピュラーなもので、そういった観光地では日常的に見かけるモデルというから驚きです。

 残念ながら日本ではそもそも車検の取得が困難な上に、思い切り走らせられる場所もほとんどないというのが実際で、アメリカのスケールの大きさを改めて感じさせる車両とも言えるかもしれません。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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