県警ブチギレ「サーキットでやれ!」 名古屋で「公道ドリフト」した2名を“逮捕”! 「一発免取&欠格2年」+“懲役刑”に処せられることも? 危ない“違法ドリフト”事例を公表 愛知

愛知県警察交通部は、公式SNSでドリフト走行をした2名を逮捕したと明らかにしました。

公道で「違法ドリフト」 2名を逮捕

 愛知県警察交通部は2025年11月18日、公式SNSを更新。名古屋市港区内でドリフト走行をした被疑者2名を逮捕したと明らかにしました。

 一体どういうことなのでしょうか。

道路に刻まれたドリフト走行の跡(画像:PIXTA/イメージです)
道路に刻まれたドリフト走行の跡(画像:PIXTA/イメージです)

 ドリフト走行とは、タイヤを横滑りさせて走行することを指します。

 アクセルやステアリングの繊細な操作が求められ、上手く行けばコーナーの脱出を早められるというメリットがありますが、少しでもミスをすると容易にスピンします。

 さらにタイヤを横滑りさせるため、キーというタイヤが擦れる大きな音(スキール音)も鳴り、路面にもタイヤの跡を残します。

 もちろん正式なモータースポーツ競技として成立しており、サーキット場でドリフトするのが常識的ですが、公道を使って集団で違法ドリフトすることが昔に流行ったことがあり、現在もそうした流れなどからか、山道や埠頭などの公道で数台が連なりながらドリフト走行をする悪質な輩もいます。

 ただし、先出のように公道でのドリフトは、ほかの交通を巻き込んだ大事故になる可能性をはらむ非常に危険な行為であり、近隣住民には恐怖と騒音を与え、道路も傷つけることになります。

 さて、今回愛知県警は名古屋市港区でドリフトした被疑者2名を「共同危険行為」として逮捕しました。

 共同危険行為とは、「道路において2台以上の自動車または原動機付自転車を連ねて通行させ、または並進させる場合において、共同して、著しく道路における交通の危険を生じさせ、または著しく他人に迷惑を及ぼすこととなる行為のこと」を指します。

 複数台によるドリフト走行も、れっきとした共同危険行為にあたり、違反点数は25点。この違反ひとつでいわゆる「一発免取」、免許取り消しになるほか、その後2年間は免許の再取得ができず、一切クルマに乗ることが許されないという、重大な違反行為です。

 さらに刑事責任も負うことになり、2年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

 投稿には逮捕された被疑者が運転していたとされるクルマの写真も添付され、ナンバープレートをフロントバンパーごと取り外しており、また足回りやエンジン部も改造していることが見受けられます。

 ドリフト走行をしていた事実に加え、不正改造を行ったことに対しても追及がなされるでしょう。

 県警は投稿で、「本日、名古屋市港区内でドリフトをした被疑者2人を、共同危険行為等で逮捕しました」と報告したうえで、「公道でのドリフトは犯罪です。専用サーキットでやりなさい!公道でのドリフトをしない、させない、見に行かない」と、強い口調のもと、公道での違法ドリフトの禁止を呼びかけています。

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