ホンダ「新“3列・8人乗り”大型SUV」初公開! 全長5m超え×超パワフルな3.5リッター「V6エンジン」搭載! さらに精悍になった新「パイロット」2026年モデル 米国・LAでお披露目
2025年11月18日、ホンダの米国法人は3列シートSUV「パイロット」に一部改良を施した新たな2026年モデルを発表しました。12月より米国内で発売されます。
大幅刷新でデザイン・技術を強化
ホンダの米国法人は2025年11月18日、一部改良を施した新たな「パイロット」2026年モデルを発表しました。
同月20日に開幕する「ロサンゼルスオートショー」で初公開されます。
![さらにタフ感マシマシ! 2026年モデルの「パイロット」どう変わった!?[画像は「トレイルスポーツ」グレード]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/11/20251119_2026-Honda-Pilot-TrailSport_001.jpg?v=1763513400)
パイロットは、カリフォルニアの米国ホンダで設計、オハイオで開発され、アラバマ工場で生産までを行う北米市場主体の3列シートSUVです。
初代は2002年にミドルクラスSUV「CR-V」の兄貴分としてデビュー。現行型は2022年11月にフルモデルチェンジを実施した4代目となります。北米のホンダでは、CR-Vや「パスポート」(日本未導入)の上に位置するフラッグシップモデルの位置づけです。
ボディサイズは、全長5077-5135mm×全幅1994mm×全高1800-1829mm、ホイールベース2891mmで、乗車定員は最大8名です(数値は2025年モデル)。
従来の丸みを帯びたフォルムから一転、4代目ではタフさを強調するSUVらしいスクエアなスタイリングとなりました。
パワートレインは、最大出力285馬力・最大トルク262lb-ft(約355Nm)を発揮する3.5リッター V型6気筒 DOHC 24バルブエンジンを搭載します。
トランスミッションはパドルシフト付きの10速ATで、駆動方式はFF(前輪駆動)のほかi-VTM AWD(四輪駆動)も設定されます。
今回実施された2026年モデルの一部改良は、走行性能の向上、標準装備されるテクノロジーの充実、そしてデザインの刷新が主な変更点です。
まずデザイン面では、エクステリアによりタフな印象を与えるための変更が加えられました。
フロントフェイスには、刷新された大型グリルが採用されて力強い表情に進化。また前後バンパーガードのデザインも強調されています。
特にオフロードに特化した「TrailSport(トレイルスポーツ)」グレードでは、専用デザインのリアスカッフプレートと、リアの「PILOT(パイロット)」ロゴにオレンジのトリムが追加されました。
装備面では、これまで一部の上位グレードのみの装備であったルーフレールが「EX-L」以上の全グレードで標準装備となり、積載性とスタイルが向上しました。
ボディカラーには、「ソリッドシルバーメタリック」「スモークブルーパール」の2色が新設定されました。また、トレイルスポーツ専用色として、ホンダの全トレイルスポーツモデルで設定される「アッシュグリーンメタリック」が追加されています。
インテリアは、標準装備として、旧モデルから37%大型化された12.3インチHDカラータッチスクリーンが全車に採用されました。
またデジタルインストルメントクラスターも43%大型化され10.2インチとなり、運転席周辺の視認性と操作性が向上しています。
コネクティビティ機能では、ワイヤレスのApple CarPlayおよびAndroid Auto、そしてGoogleビルドイン機能と5G Wi-Fiホットスポット機能が標準装備されています。
利便性の向上として、従来「EX-L」以上の装備であったパワーテールゲートが2026年モデルの全グレードで標準装備化されました。
また「Touring(ツーリング)」「Elite(エリート)」「Black Edition(ブラックエディション)」には、車両周辺の状況を確認できる360度サラウンドビューカメラが標準化されました。
パイロットの2026年モデルでは、走行性能の質感向上も図られています。
電動パワーステアリング(EPS)システムが再チューニングされ、すべての走行モードでステアリングフィールと精度が向上しました。高速道路での走行時には、より安定したフィーリングを提供し、ドライバーの疲労軽減に寄与します。
またキャビンの静粛性も改善されています。
新設計のセミ強化ドアガラス、ドアインシュレーター、新しいフードインシュレーターなどの吸音技術の採用により、主要な周波数帯におけるノイズが2~3dB低減されました。ツーリングとエリートグレードでは、さらに密閉型のフェンダーライナーが追加され、ロードノイズの低減が図られています。
安全技術では、先進運転支援機能「ホンダセンシング」に加え、複数の衝突事故時の損傷軽減を目的とした衝突後ブレーキシステム(PCB:ポストコリジョンブレーキシステム)が全車に新採用されました。
このほか、オフロード性能に特化したトレイルスポーツグレードには、専用装備の拡充が行われました。
リフトアップされたオフロードチューニングサスペンション、スチール製スキッドプレート、およびオールテレーンタイヤを装備するトレイルスポーツですが、2026年モデルでは、ファミリーアドベンチャーでの快適性を高めるため、2列目シートヒーターが標準装備されました。
インテリアでは、新たにオレンジステッチ付きのブラウンレザーのオプションが設定されました。
エリートやブラックエディションでは、ダイヤモンドステッチ付きのウルトラスエードシートアクセントが採用され、上質感が追求されています。

※ ※ ※
ホンダ米国法人のアシスタントバイスプレジデント、ジェシカ・ローダーミルク氏はパイロット2026年モデルについて次のように話します。
「ホンダ パイロットのようなセグメントをリードするクルマであっても、私たちのエンジニアは改良を決してやめません。
大胆な新しいスタイリング、先進技術、そしてより洗練されたドライビングエクスペリエンスまで、パイロット2026年モデルは内外装ともに意義深いアップグレードを実現し、ミッドサイズ3列SUVカテゴリーのベンチマークを継続的に確立していきます」
なお新たなパイロット2026年モデルは、2025年12月より米国内で販売を開始します。
Writer: くるまのニュース編集部
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