トヨタ最新「7/8人乗りミニバン」最安モデルに注目! 電動スライドドア&安全装備が標準で「必要にして十分以上」と評判に! 最上級より131万円お得な「ノア X」とは!

トヨタ「ノア」が2025年9月に一部改良で値上げされました。最安「X」と最上級「S-Z」の価格差は約131万円にもなりますが、両車にどれほどの違いがあるのでしょうか。

電動スライドドア&安全装備が標準で「必要にして十分以上」と評判に!

 2025年9月、トヨタの人気ミニバン「ノア」が、グレード体系やボディカラーを見直す一部改良を受けました。

 この改良によって価格が15万円ほど値上げされ、新しい価格(消費税込、以下同)は283万300円から414万9200円となっています。

 そして、エントリーグレードと最上級グレードでは131万8900円もの差があるのですが、いったい両車にはどれほどの違いがあるのでしょうか。

一番安い「ノア X」
一番安い「ノア X」

 ノアには通常仕様とエアロ仕様があります。前者は「X」のみですが、後者には「S-G」と装備が充実した「S-Z」の2グレードをラインナップされます。

 どのグレードでも、パワーユニットは2リッター直列4気筒ガソリンエンジンと1.8直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドが選択でき、駆動方式はFFまたは4WD(ハイブリッドは電気式4WD「E-Four」)から選ぶことができます。

 まず、最上級グレードの「S-Z」は、駆動方式(2WD・E-Four)やパワーユニット(ガソリン・ハイブリッド)を問わず、7人乗りのみの設定です。

 また、「X」および「S-G」グレードの場合、「E-Four」モデルは7人乗りのみとなります。

 それ以外のグレードは、7人乗りと8人乗りを選ぶことができます。

 なお、7人乗りと8人乗りが選べるグレードにおいて、両仕様に価格差はありません。

 そして、ノアのラインナップで最も安価なのはガソリン車・2WDの「X」で283万300円。逆に414万9200円と最も高価なのはハイブリッド車・E-Fourの「S-Z」となります。

 ちなみに、ハイブリッド車・2WDの「S-Z」(7人乗り)は392万9200円なので、22万円がE-Fourの価格。さらに同じグレードのガソリン車(「S-Z」2WD 7人乗り)は357万9400円なので、34万9800円がハイブリッドの価格ということです。

 ガソリン車・2WD同士での比較では「X」と「S-Z」の価格差は74万9100円となり、この金額が純粋なグレード間の違いということになります。

 では、両車にはいったいどれほどの装備差があるのでしょうか。

 エクステリアでは、「S-Z」はエアロタイプのバンパーを採用し、グリルなど細部の意匠も異なります。タイヤ径は1サイズ大きくアルミホイールが標準。LEDフロントフォグやバックドア部分も点灯するLEDテールランプの装着も「X」との違いです。

 インテリアは一部で素材や塗装が異なり、センターコンソールボックスや大型サイドテーブル(USB端子付き)などが「S-Z」には備わります。

 機能装備では、「S-Z」はマルチインフォメーションディスプレイが「X」より大きくなり、両側ともパワースライドドアに。バックドアイージークローザーが備わるのも「S-Z」だけになります。

 また、左右独立式エアコンとリアオートエアコンの採用や12スピーカーの豪華な車載インフォテインメント、ETC2.0の標準装着など、充実した快適装備も「S-Z」ならではの特権です。

 細かくあげればキリがないほどの違いで74万9100円の差額も納得できる充実ぶりなのですが、一方でエントリーグレードの「X」でも装備は不満のないレベルにあります。

 それまでオプションだったパワースライドドアがマイナーチェンジを機に標準装備となったことは、バリュー重視派には嬉しい変更ではないでしょうか。

 実際に「X」(マイナーチェンジ前モデル含む)に乗るユーザーからは、「必要にして十分以上」や「安くてもたくさんの安全装備が標準なのが嬉しい」といった意見が多く、満足度は高そうです。

 また最廉価グレードであっても十分に満足できるため、「安く買ったぶんホイールやエアロなど後から気に入った物を装着予定」といった楽しみ方するオーナーもいるようです。

※ ※ ※

 一番安い「X」で残念なのは、「トヨタチームメイト(駐車・走行支援)」など選べないメーカーオプションが意外と多いことでしょう。

「オプションは付けたいが『S-Z』は高すぎる…」という人には、中間グレードの「S-G」がピッタリといえそうです。

【画像】超カッコいい! これが一番安い「7人/8人乗りミニバン」です!(30枚以上)

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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