スズキ新型「ワゴンR」!? スズキ新型「“4人乗り”軽ワゴン」登場! ふくよかボディ&コの字ライト採用! 広びろ内装もイイ「Vision e-Sky」とは
2025年のジャパンモビリティショーが東京ビッグサイトで開幕され、スズキは新型EVコンセプトカー「Vision e-Sky」を世界初公開しました。どのような特徴があるのでしょうか。
スズキ「新型軽ワゴン」登場
2025年10月29日から11月5日まで東京ビッグサイトにて「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」が開幕。
なかでもスズキは、軽トールワゴンEV(電気自動車)のコンセプトカー「Vision e-Sky(以下、eスカイ)」を世界初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。

スズキのJMS2025出展テーマは「By Your Side」。これまでの「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」から進化し、「あなたに、ワクワクの、アンサーを。」というメッセージが掲げられています。
なかでもeスカイは、日々の通勤や買い物、休日のちょっとした遠出など、軽自動車を「生活の足」として愛用するユーザーの毎日に寄り添うEVとして開発されました。
2023年に発表されたEVコンセプト「eWX」の思想を継承しつつ、より市販化に近づけた設計となっており、2026年度内の量産化を目指しているといいます。
公開された主要諸元(参考値)によれば、ボディサイズは軽自動車規格に準拠し、全長3395mm×全幅1475mm×全高1625mm、乗車定員は4名を想定。市販モデルでいえば、「ワゴンR」に近いサイズ感です。
パワートレインの詳細は明かされていませんが、満充電からの最大航続距離は270km以上とされています。
車両について担当者は「軽やかに未来に向かうEVとして開発しています。外観は、あたたかみのあるふくよかなボディやキャラクター性を持たせたフロントフェイスが特徴です」と説明。
エクステリアは「ユニーク・スマート・ポジティブ」をテーマに、3本のラインで構成されたコの字形状のライトやフローティングルーフなど、親しみやすさと先進性を両立したデザインが採用されています。
外観のデザインに特定のモチーフは設けていないものの、「未来に振りすぎず、古くもなりすぎないようなデザインを意識しました」と担当者は語っています。
展示車両は光沢のある落ち着いたブルーを基調に、ホワイトのルーフを組み合わせた2トーンカラーで、担当者の話にもあるように先進的でありつつも現代にもしっかり馴染む外観に仕上げられていました。
インテリアは外観同様にブルーとホワイトの2トーンを基調にした柔らかな色合いと丸みのある造形で包み込まれるような空間を演出。インパネやシートにはサステナブル素材が採用されており、環境への配慮と質感の両立が図られています。
詳細なスペックはまだ公表されていませんが、担当者は「2026年度中の量産化を目指しています」と話し、前向きな姿勢を見せていました。
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反響について担当者は「当社が掲げる未来に向かうEVとして、皆さまに受け入れていただいている印象ですね。反応もかなり良いです」と語っており、eスカイへの期待の高さがうかがえます。
会場では、日本の来場者はもちろん、海外からの来場者が車両を囲み、写真や動画を撮影する姿が印象的でした。前述の通りサイズ感はワゴンR、実際に市販化する際は“新型ワゴンR EV”となるかもしれません。今後の動向に注目が集まります。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。









































