全長6m超え! トヨタ「センチュリー“リムジン”」登場! V12エンジン&快適すぎる後席搭載! 23万km走行の2代目ベースな「国産最高峰モデル」中古車が出現!
国産乗用車の最高峰であるトヨタ「センチュリー」を、大胆にも「リムジン化」した1台が中古車市場に登場しました。全長6mを超えるこの「センチュリーリムジン」は、いったいどのようなモデルなのでしょうか。
激レア「センチュリー リムジン」が話題に!
現在、国産乗用車の最高峰に君臨しているのがトヨタ「センチュリー」です。
初代センチュリーは、トヨタの創業者である豊田佐吉氏の生誕100周年を記念して1967年に登場しました。
そこからおよそ30年の歳月を経た1999年に2代目となった後、2018年に現行モデルとなる3代目へとフルモデルチェンジを果たし、2023年にはSUVタイプのセンチュリーが登場。従来のセダンタイプのものは「センチュリー(セダン)」へと改称されました。

そして、2025年10月30日から11月9日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー2025」では、クーペタイプのコンセプト「センチュリークーペ」が世界初公開され、さらにはセンチュリーをブランド化していくことも明らかにされました。
時代に合わせて変化をし続けるセンチュリーですが、意外なことに、ロングホイールベースモデルはこれまで正規販売されていません。
一方、外部の業者によって製作されたものがごくわずかに存在しており、そのうちの1台がこのほど中古車市場に登場し、話題を集めています。
神奈川県横浜市の中古車販売店「メルセデス・ベンツ ゲレンデ専門店 G class」によって販売されているこのセンチュリーは、エクステリアカラーに「神威(エターナルブラック)」をまとった2009年式の2代目をベースとした“リムジン”です。
ベースモデルに対してホイールベースがおよそ880mm延長されており、全長は6150mmにもおよんでいます。
延長部分には高級感のある造作が施されているほか、各ピラー部およびルーフにはレザー調の加工が追加されています。
インテリアには前席と後席を隔てる可動式パーテションが追加され、延長部分に専用のコンソールが追加されています。
この専用コンソールは下部にレッグレストも備えており、後部座席の乗員の快適性をさらに高めました。
なお、パワートレインについては、ベースモデル同様の5リッターV型12気筒エンジンが搭載されています。
内外装ともに違和感のない仕上がりとなっているこの「センチュリーリムジン」ですが、福岡県の老舗カスタムコーチビルダーであるTRGが製作を手掛けています。
2025年11月現在、このセンチュリー リムジンの販売価格は1250万円となっています。
メルセデス・ベンツ ゲレンデ専門店 G classの担当者は、この個体について次のように話します。
「決して万人受けするモデルではないため、多くのお問い合わせがあるわけではありません。ただ、法人のお客様を中心に、いくつかのお問い合わせはいただいています。
この個体の走行距離は23万kmを超えていますが、メンテナンスがしっかりおこなわれてきたため、内外装はもちろん機関系についても好調です。
センチュリー自体が希少なモデルであるうえ、ストレッチしてリムジン化する手間を考えると、リムジンに興味があるお客様には、ぜひこの機会を見逃さないでいただきたいと思います」
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高級車のロングホイールベースモデルとしては、ロールス・ロイス「ファントム」や「ゴースト」、あるいはベントレー「ベンテイガ」などが「エクステンデッドホイールベース」と呼ばれる仕様をラインナップしています。
また、2016年にはメルセデス・マイバッハから「S600」のホイールベースを1000mm以上延長した「S600 プルマン」が完全受注生産で発売されています。
一方、国産高級車では、ベースモデルとは別にロングホイールベースモデルが正式にラインナップされた例はほとんどありません。
そうしたなか、ブランド化していくセンチュリーがロングホイールベースをラインナップするのかにも注目が集まります。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

























































