日産の「“新”キャラバン」に注文“殺到”!? 「強敵ハイエース」よりも早く届く「最新モデル」は初のACC搭載&新カスタム仕様も設定で魅力的! 8月発売の改良モデルの動向は?
日産が2025年8月に発売した一部仕様変更後の「キャラバン」について、数ヶ月が経過したいま、最新の納期などを聞いてみました。
納車されないハイエースより、4ヶ月程度で届くキャラバン
2025年7月17日、日産は商用ワンボックスバン「キャラバン」の一部仕様変更を行い、8月25日より発売しました。
数ヶ月が経過しましたが、その後のユーザーの反応と最新の納期について日産ディーラーに問い合わせてみました。

初代キャラバンは1973年2月にデビュー。そして現行モデルにあたる5代目キャラバンは2012年にデビュー(ただし、この時点では「NV350キャラバン」の車名として登場)しました。
2021年10月より車名をキャラバンに戻し、現在にいたります。
今回の一部改良では、クラス初となる「インテリジェント クルーズコントロール」をガソリンモデル(一部グレードを除く)に採用したほか、ドライバーの運転をサポートする先行車発進お知らせ機能、車線変更をサポートするコンフォートフラッシャー、ドライバーの安心感を高めるタイヤ空気圧警報システムなども採用されています。
また、カスタマイズを想定しているユーザーのための新グレード「プレミアムGX Outdoor Black Edition」を新たに設定しています。
このモデルは「プレミアムGX」をベースに、フロントグリル、バンパー、ドアミラー、フィニッシャーなど、各パーツをブラック化したことで、全体的にグッと引き締まった印象を与えるデザインが特徴です。
さらに、カスタムカー「AUTECH(オーテック)」シリーズに新たに「オーテックライン」が追加されました。
オーテックラインは、従来のオーテックシリーズとは異なるカスタムカーとして位置づけられたもので、専用15インチアルミホイール(切削光輝)や、ルーフスポイラー、専用防水シート(ブラック)、リアには「オーテックブルー」に塗られたエンブレムが採用されています。
キャラバンの車両本体価格は、バン(ロング)が270万8200円〜458万3700円、ワゴン(ロング)が308万円〜458万3700円。マイクロバスが372万1300円〜403万1500円(いずれも消費税込み)となっています。
一部改良から数ヶ月が経過した日産キャラバン。その後のユーザーの反応や最新の納期について、首都圏にある日産ディーラーに問い合わせてみました。
「実は…トヨタさんの『ハイエース』の納期が未定で、納車がいつになるのか目処がつかないため、それならば、ということでキャラバンをお選びいただいているケースが増えてきました。
なかでも、キャンピングカーなどへカスタマイズをご検討されていらっしゃるお客様は『すぐにでも欲しい』とお考えの方が多く、待ちきれない…というのが正直なところのようです。
これまではノーマークだったキャラバンが俎上にあがったことで、納期の早さは魅力のひとつになっているようです。気になる納期ですが、4ヶ月程度を見込んでいます」
また、別の日産ディーラーにも問い合わせてみました。
「今回、新たに追加された『プレミアムGX Outdoor Black Edition』が人気です。
いま、メッキパーツをノーマルの時点でブラックアウトするモデルが一部の自動車であるようですが、キャラバンがグッと引き締まったモデルです。
そのほか、今月に一部改良を行った『キャラバンMYROOM』も人気があります。いずれも、長年日産車を乗り継いだファンの方にご支持いただいている印象を受けますね。
現在のご納期は3〜4ヶ月程度ですが、モデルオプション内容によって差異があります」
最大のライバルとなるトヨタ「ハイエース」は現在も納期未定。それならば…とトヨタ車のラインナップのなかで決めようとしている場合、キャラバンの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。














































































