12.8リッター「直6ターボ」搭載! 新「ビッグボーイ1200」がスゴイ! 走る高級ホテルな豪華“広びろ内装”×全長12mの「“真っ黒”ボディ」がイイ“ブラバスモデル”とは
ドイツのチューナーブランド「ブラバス」は2025年7月、ブランド初となるモーターホーム新「ビッグボーイ 1200」を発表しました。どんなクルマなのでしょうか。
“マスターピース”の称号に相応しいラグジュアリー空間と装備
ドイツのチューナーブランド「BRABUS(ブラバス)」は2025年7月、ブランド初のモーターホーム新型「ビッグボーイ1200(BIG BOY 1200)」を発表しました。
“走るホテル”とも称されるこのモデルは、レッド・ドット・デザイン・アワード2025で最高賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞するほどの完成度を誇ります。

ビッグボーイ 1200は、ベルギーのモーターホーム専門ブランド「STX(エスティーエックス)」との協業で誕生したブラバス初の“マスターピース(同社が手がける最高級グレード)”モーターホームです。
ボディサイズは全長12000mm×全幅2500mm×全高4000mmで、車両重量は26000kg。3軸シャシによりホイールベースも長く取られており、最小回転半径は21.2メートルと、このクラスならではのスケールを体現しています。
片側2基ずつ、計4基の電動スライドアウト機構を備えており、走行時にはスリムに、停車時には最大幅4.5メートルにまで拡張可能。リビングとベッドルームを合わせた室内面積は30平方メートル以上という驚きの広さを誇ります。
インテリアには、ブラバスの名にふさわしい“マスターピース”クオリティが徹底されています。シートやソファには上質なグレーレザーをベースに、ブランドの象徴でもある「トライアングル」デザインのキルティングを採用。
さらに細部にはブラックアルカンターラとカーボントリムが組み合わされ、スポーティでエレガントな空間を生み出します。天井や壁面、ドアパネル、運転席周辺に至るまで、職人技を思わせる精緻な仕上げが施されている点も特徴です。
リビングにはゆったりとくつろげる2基のソファを配置し、グレー×ブラックで統一されたシックな色使いがモダンな高級感を演出。キッチンには最新のインダクションコンロ、オーブン、食器洗い機、冷凍室付き大型冷蔵庫を備えるほか、ワインクーラーやエスプレッソマシンまで揃い、まさに“走るガストロノミー”と呼べる設備に仕上げられています。
ベッドルームは電動スライドアウトで拡張される構造で、横向きに配置された160cm×200cmのダブルベッドを配置。対面には43インチの4KテレビとPlayStation 5を備え、長距離移動でも飽きることなく快適に過ごせます。
さらにスターリンク衛星インターネットの導入により、僻地でもストリーミング視聴やオンライン会議、ゲームプレイが可能です。
パワートレインは、12.8リッター直列6気筒ターボディーゼルで最高出力530馬力・最大トルク2600Nmを発生。最高速度は90km/hに制限されているものの、3軸構造のシャシーと専用サスペンションにより、高速域でも優れた安定性と快適性を両立します。
外観も圧巻で、全身ブラックに統一されたボディに、LED技術を駆使したヘッドライトやイルミネーション付きの「BRABUS」エンブレムが強烈な存在感を放ちます。“走るラグジュアリーホテル”という表現が大げさではないほどの迫力を備え、周囲の視線を奪うこと必至です。
こうした徹底した世界観のもと、ビッグボーイ 1200は“クルマ”という枠を超えたラグジュアリー空間として、富裕層やVIPユーザーからの熱い視線を集めています。
なお、欧州でのビッグボーイ 1200の車両価格は150万ユーロ(日本円で約2億6940万円)です。
Writer: くるまのニュース編集部
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