日産が新型「“3列8人乗り”SUV」公開! 「テラノ後継機」は全長5m級の「ひろびろサイズ」! 内外装刷新&本格的な「四駆仕様」もイイ! マイチェン版「パスファインダー」2026年モデル米国で発売
2025年11月13日、日産の米国法人はファミリー3列シートSUV「パスファインダー」にマイナーチェンジを施した2026年モデルを発表しました。内外装デザイン変更のほか、先進運転支援機能の進化や装備の充実などが図られています。
最新デザインを手に入れ魅力を強化した新型「パスファインダー」2026年モデル
日産の米国法人は2025年11月13日、北米市場の主力であるファミリー3列シートSUV「パスファインダー」にマイナーチェンジを施した2026年モデルを発表しました。
同月21日から開催される「ロサンゼルスオートショー」で初公開され、2026年初頭より米国で発売される予定です。

パスファインダーは、日産が北米をはじめ海外市場向けに展開しているSUVです。
1986年にデビューした初代と1995年登場の2代目は、日本で「テラノ」として販売されていましたが、その後は海外市場向けに独自の発展を遂げており、現在は3列シートのファミリーSUVとして定着しています。
現行型のパスファインダーは、2021年にフルモデルチェンジを受けた5代目です。
今回のマイナーチェンジで、その名が示す「Pathfinder:開拓者」としての精神を体現するかのように、フロントおよびリアのフェイスを一新し、より大胆で力強いルックスを身にまといました。
特にフロントマスクはアップデートされた意匠によって、既存の力強さに洗練された現代的なテイストを加えています。
エクステリアにはサテン仕上げの新たなバッジが配されたほか、新色の「バルティック・ティール」も追加され存在感を際立たせています。
新型パスファインダーのボディサイズは、全長約5022-5050mm×全幅約1979mm×全高約1801-1872mmとゆとりある寸法で、北米市場のニーズに応える堂々としたサイズを維持しています。
3列シートと広大な室内空間を確保し、最大8名の乗員が快適に過ごせる広さ、またはセカンドシートにキャプテンシートを選択すれば7名乗車が可能となっています。
また、3列目シート使用時でも16.6立方フィート(約470リットル)の荷室容量を確保し、2列目および3列目シートを倒せば、最大で80.5立方フィート(約2280リットル)にも及ぶ広大なカーゴスペースが出現します。
パワーユニットは、3.5リッターV型6気筒「VQ35DD」直噴エンジンが搭載されます。
標準グレードでは最高出力284馬力、最大トルク259lb-ft(約351Nm)を発揮。また、オフロード性能を際立たせた「ロッククリーク(Rock Creek)」グレードでは、最高出力が295馬力、最大トルクが270lb-ft(約366Nm)へと増強されており、よりアグレッシブな走行を可能にしています。
この強力なエンジンに組み合わされるトランスミッションは9速ATで、電子制御シフト・バイ・ワイヤーのセレクターとパドルシフターを備えます。
FFに加え、インテリジェント4×4システム(全グレードで選択可能、ロッククリークでは標準装備)と連動することで、「オート」「エコ」「牽引」「スポーツ」「砂地」「泥」「わだち」の7つのドライブモードを切り替え、あらゆる路面状況に対応します。
標準モデルで3500ポンド(約1588kg)、ロッククリークやプラチナムなど一部グレードでは最大6000ポンド(約2721kg)というクラス屈指の牽引能力を誇る点も、パスファインダーが冒険の相棒であることを裏付けています。
新型パスファインダー2026年モデルは、車内のテクノロジー面でも大きな進化を遂げています。
全グレードで12.3インチの大型タッチスクリーン・インフォテインメントシステムが標準装備となり、ワイヤレスのApple CarPlayおよびワイヤレスのAndroid Autoも標準対応しました。
さらに運転支援技術も強化され、「HDエンハンスド・インテリジェント・アラウンドビューモニター」は、画質向上に加え、駐車や狭い場所での操作を支援するカメラシステムとして、車両前方の180度視界を提供する「フロント・ワイドビュー」を採用しています。
さらに「インビジブル・フード・ビュー(透明なボンネットビュー)」は、ドライバーが車輪の位置をより正確に把握できるように、車両のボンネットとエンジンベイを「透かして」見るような仮想視界を提供します。
またワイヤレス充電器は冷却ファンを内蔵し、最大出力が従来の3倍となる15Wに向上したことで、発熱を抑えながら迅速かつ安定した充電パフォーマンスを実現しています。
インテリアデザインでは、ダッシュボードが一新され、インフォテインメントシステムの下には「PATHFINDER」のエンボス加工が施され、車名が持つアドベンチャー精神を表現しています。
加えて、最上級のプラチナムグレードでは、新しいシートのキルティングパターンや木目調のインテリアトリム、新デザインの20インチホイールが採用され、一層の洗練さが加わっています。
先進運転支援機能では、「ニッサン・セーフティシールド360」が全グレードに標準装備され、クラス独自の「インテリジェント・フォワード・コリジョン・ワーニング(前方衝突予測警報)」と相まって、高い安心感を提供します。
さらにSVグレード以上には、高速道路での加減速とステアリング操作を支援する「プロパイロット アシスト」が搭載され、長距離移動の疲労を軽減します。
新型パスファインダー2026年モデルは、2026年初頭に米国内の販売店に到着する予定。販売価格については今後明らかにされる模様です。
Writer: くるまのニュース編集部
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