ダイハツ斬新「“9人乗り”バン」に反響殺到! 「ギュウギュウすぎる」「割り切っていて好印象」の声も! “ちいさなボディ”に「対面シート」採用! ラインナップも充実の「グランマックス」インドネシア仕様に注目!
日本市場でダイハツ「グランマックス」は商用車のイメージが強いなか、海外で独自のラインナップを展開し、なかには9人乗車が可能なモデルも存在しています。その仕様にネット上では多くの反響が集まっています。
9人乗り“ミニバス仕様”の独自性に反響集まる!
2025年11月の自動車市場は、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」が依然として上位を争い、共働き世帯やファミリー層からコンパクトミニバンの支持の厚さをあらためて示しています。
少子化や都市部の駐車環境の変化が続く現在、取り回しやすく維持費も控えめな“ちょうどいいサイズ”のクルマが求められているのは自然な流れだといえるでしょう。
その一方で、海外でもコンパクトながら大人数乗車が可能である点において存在感を放ち続けているモデルがあり、その仕様にネット上では多くの反響が集まっています。

ダイハツの「グランマックス」は、そうした一台として再び注目を集めつつあります。日本では商用車として知られる程度のモデルですが、2025年6月、安全性能を強化したうえで販売が再開されたことで、再評価の機運が高まっています。
もともとグランマックスは2007年にインドネシアで誕生した多目的バンで、翌年にはトヨタブランドを冠して日本にも導入されました。
全長約4mというコンパクトなボディながら、ボックス型の形状を最大限活かして広々とした室内空間を確保している点が特徴です。
国内仕様では積載性を重視したカーゴモデルが中心ですが、インドネシアでは用途に応じて複数のバリエーションが展開され、その中には最大9人乗車が可能な“ミニバス仕様”も存在します。
この9人乗りモデルは、都市部の短距離輸送を担う公共的な存在として活躍しており、多人数を効率よく運べる点が高く評価されています。
2列目以降に横向きシートを配置する大胆なレイアウトは、日本のミニバンとは発想そのものが異なり、いかに限られたスペースで最大の機能性を追求するかという海外の合理性がにじみ出ています。
外観は無骨ながら頼もしさがあり、実用車としてのたくましさが前面に出ています。インドネシア仕様では最低地上高が日本モデルより15mm高く設定され、舗装状況の優れない道路でも安定して走れるよう配慮されています。
14インチホイールや厚みのあるバンパーデザインも、日常の仕事に耐える道具としての信頼性を象徴する要素といえるでしょう。
キャビン内はシンプルでありながら機能的で、収納スペースやカップホルダーを多く配置するなど、作業車としての使いやすさが徹底されています。
派手さこそありませんが、余計な装飾を排した潔さがあり、むしろ“必要なものだけがある”という機能美が印象的です。
搭載されるエンジンは1.3リッターと1.5リッターの2種類で、軽快な5速MTと組み合わせることでキビキビとした走りを実現しています。
1.5リッターモデルには電子パワーステアリングが採用され、細い路地での切り返しがしやすい点もユーザーの支持を集めているようです。
価格帯はインドネシアでの販売価格は1億7690万ルピア(約162万円)から2億2890万ルピア(約210万円)と手頃で、中小事業者や地元交通の担い手から支持される理由もうなずけます。
日本では燃費性能や先進安全装備がクルマ選びの必須条件として語られがちですが、海外に目を向けると「人と荷物を確実に運ぶ」という原点に忠実なモデルが根強い需要を持っています。
グランマックスはまさにその象徴であり、移動の価値を“豪華さ”や“快適さ”ではなく“確実さ”に置いたクルマだといえるでしょう。
ネット上でも再販を受けてさまざまな声が寄せられています。「こういう実用本位のクルマこそ日本でももっと評価されるべきでは」という意見がある一方、「後ろギュウギュウすぎて日本の法規的には無理だろうな」という声もあります。
また、「街中でも扱いやすそうなサイズ感が良い」「道具として割り切っていて好印象」「地方の交通手段として導入できそう」「思想が違って斬新で面白い」といった声も見られ、多様な立場から関心が寄せられていることが分かります。
地味ながらも確かな存在感を持つグランマックスは、移動のあり方が変わりつつある今、改めて注目すべき一台なのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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