585馬力「V8ツインターボ」搭載! 新型「“超高級”2人乗りスポーツカー」発表!斬新「M」デザイン&「豪華内装」採用! 3500万円超えのメルセデス・マイバッハ「SL680 モノグラムシリーズ」登場
メルセデス・ベンツ日本法人は、メルセデス・マイバッハ史上初となる2シーターオープンモデル新型「メルセデス・マイバッハ SL680 モノグラムシリーズ」を発表しました。どんなクルマなのでしょうか。
マイバッハ史上最もスポーティなオープンモデル
メルセデス・ベンツ日本法人は2025年10月29日、メルセデス・マイバッハの新型モデル「Mercedes-Maybach SL 680 Monogram Series(メルセデス・マイバッハ SL680 モノグラムシリーズ)」を発表しました。

メルセデス・ベンツのオープン2シーターラグジュアリースポーツカー「SL」の現行モデルに、同社の最高級ブランド「メルセデス・マイバッハ」から新たにマイバッハ SLが追加されました。メルセデス・マイバッハは“究極の洗練されたラグジュアリー”を追求するブランドとして知られています。
今回登場したマイバッハ SLは、同ブランド史上最もスポーティな一台です。2シーターのオープンモデルとして、SLの象徴的なシルエットをマイバッハ独自のスタイルで再解釈し、洗練された美しさと快適性を融合。オープンエアクルージングに新たな価値をもたらすモデルとなっています。
エクステリアでは、マイバッハとして初採用となるAシェイプの輪郭を持つフロントグリルを採用。クローム仕上げのピンストライプとイルミネーテッドラジエターグリルが圧倒的な存在感を放ちます。
さらに、ヘッドライト内部にはローズゴールドのアクセントとマイバッハロゴを配置し、専用ボンネットやボンネットマスコットが独自性を高めています。
リア周りも専用デザインで、マイバッハのロゴ入りリヤコンビネーションランプを採用。ルーバーで上下に分割したエキゾーストエンドや、ディフューザー付きリヤエプロンなど、エレガントさとスポーティさが共存するスタイルが特徴です。
ホイールには21インチ鍛造ホイール(5ホールまたはマルチスポーク)を採用。アコースティックソフトトップにはライトブラックの生地にアンスラサイトカラーのマイバッハパターンが施され、約15秒で開閉でき、時速60kmまで操作可能です。
さらに、有償オプションとして「MAYBACH ロゴ入りボンネット」も設定されます。「オブシディアンブラック」のベースに「グラファイトグレー」のマイバッハパターンを組み合わせ、Pixel Paint技術と手作業プリントを併用した高品質な仕上げが魅力です。選択しない場合は標準仕様としてボディカラーに関係なく「オブシディアンブラック(メタリック)」のボンネットが装備されます。
ボディカラーは2つのデザインコンセプトが設定され、「レッドアンビエンス」では専用色「マヌファクトゥーア ガーネットレッド(メタリック)」を、「ホワイトアンビエンス」では「マヌファクトゥーア オパリスホワイトマグノ(マット)」が採用されます。
インテリアには、マイバッハ専用装備を多数搭載。持続可能な方法で生産される「マヌファクトゥーア クリスタルホワイト(ナッパレザー)」が車内を包み込み、フローラルデザインの刺繍やエンボス加工のマイバッハエンブレムが高級感を演出します。ディスプレイ類もローズゴールドを基調とした専用デザインを採用しました。
本革巻きウッドステアリング、ステンレスペダル、イルミネーテッドステップカバーなどにもマイバッハロゴを配し、17スピーカー/1220Wの「Burmester ハイエンド 3D サラウンドサウンドシステム」も標準装備です。
パワートレインには最高出力585馬力の4リッターV8ツインターボエンジンを採用し、9G-TRONIC(9速AT)と組み合わせます。走行モードにはマイバッハ専用の「MAYBACH」モードが用意され、サスペンションを最も柔らかい設定とすることで極上の乗り心地を提供します。
足まわりには「AMG アクティブライドコントロールサスペンション」を標準装備し、油圧制御によってロールを瞬時に補正。マイバッハ専用バルブとスチールスプリングの組み合わせで繊細な挙動を実現します。
遮音性を高めたアコースティックソフトトップや専用排気システムにより、トップクラスの静粛性も確保しています。
マイバッハ SL 680 モノグラムシリーズは受注生産モデルで、ハンドルは左のみの設定。価格(消費税込)は3650万円で、2025年10月29日から全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で注文が可能となっています。
また、新車購入から3年間は走行距離無制限の「メルセデス・ケア」が適用され、保証修理や定期メンテナンスが無償で提供されます。
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マイバッハ SLは、これまでSクラスやGLSといったショーファードリブンのイメージが中心だったマイバッハブランドにおいて、初めて“ドライバーズカー”としての魅力を全面に押し出したモデルです。
SLのスポーティな走りとマイバッハの究極のラグジュアリーが融合したことで、オープンエアドライブを求める富裕層に全く新しい選択肢を提供します。3650万円という価格設定を含め、今後どのような反響を集めるのか注目されます。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。














































































