日産「新型シルビア」か!? 全長3.7m級“マーチ”サイズの「小型スポーツカー」に注目!ロングノーズの斬新スタイル×後輪駆動で楽しそうな「エスフロー」が話題に
日産が2011年に披露した「ESFLOW(エスフロー)」というコンセプトカーはどのようなモデルだったのでしょうか。今でも市販化してほしいと願うファンが多いようです。
全長3.7m級“マーチ”サイズの「小型スポーツカー」!
日産が2011年のジュネーブモーターショーおよび第42回東京モーターショーで披露したコンセプトカー「エスフロー」。登場から14年月が経過した今でも注目を集めています。
一体どのようなモデルだったのでしょうか。

エスフローは、「環境への配慮とドライビングの楽しさは両立できる」ことを証明するために開発されたEV(電気自動車)のスポーツカー。
駆動方式には後輪駆動を採用した2シーターレイアウトとし、車体中央付近に搭載された高機能モーターが左右の後輪を独立して制御します。
さらに、リチウムイオンバッテリーをボディ内の最適な位置に分散配置することで、スポーツカーとして理想的な前後重量配分を実現しているのも大きな特徴です。
ボディサイズは全長3780mm×全幅1780mm×全高1245mmとかなりコンパクト。かつて日産が販売していた小型ハッチバック「マーチ」(3代目・前期型)の全長3780mmと同じのサイズ感であることがわかります。
コンパクトながら、エスフローのエクステリアはEVらしい近未来的なイメージとスポーツカーの情感を融合させたデザインでまとめられました。
縦に長く伸びるブルーのLEDヘッドランプや、その下部に格納された充電ポート、Aピラー根元のリアビューカメラなどが先進性を主張。また、大径ホイールやサイドシル、ルーフなどの随所に「ブルーカーボン」のアクセントが施されています。
インテリアも独創的で、ブルーのバックライトが輝くメーター類や、曲線を描くダッシュボードが未来感を演出します。
特筆すべきは、シート自体がボディに固定されている点です。ドライビングポジションの調整は、シートではなくステアリングやペダル側を動かすことで行う設計となっており、これにはバイワイヤ技術が活用されています。
シートフレームを排除することで軽量化を図るという、画期的なアイデアが採用されていました。
パワートレインには、当時のEV「リーフ」にも用いられていたモーターを2基搭載し、0-100km/h加速は5秒以下、一回の充電での航続距離は240km(US LA4モード)というスペックが公表されています。
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出展から約14年が経ち、エスフローの市販化のアナウンスもないまま現在に至ります。
エスフローに対してネット上では「リアビューが特にかっこいい」といったデザインへの称賛に加え、「これこそ次期『シルビア』の姿ではないか」「新社長のイヴァン・エスピノーサ氏によるシルビア復活宣言もあったし、期待が高まる」といった声が寄せられています。
2002年に7代目シルビアの生産が終了して以来、後継車は登場していません。
かつて次期型候補とも噂されたエスフローのようなスポーツカーが発売されることを、日産ファンは今もなお待ち望んでいるようです。
Writer: くるまのニュース編集部
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