日産「新型SUV」世界初公開! “デザイン刷新”で新たな「精悍顔」採用! 全長4.6mちょうどいいボディ&“四駆仕様”も! 「便利な画期的装備」追加や乗り心地向上で快適に進化した「アリア」って?

日産は2025年10月9日に「日産アリア」の一部改良モデルを発表し、「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」で実車を世界初公開しました。日産の電動化の取り組みを体現したアリアの改良モデルとは、一体どのような仕様なのでしょうか。

進化したデザインと機能

 2025年10月9日、日産は「アリア」の一部改良モデルを発表し、10月29日(一般公開日は31日)から11月9日まで東京ビッグサイトで開催されていた「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー2025)」にて実車を世界初公開しました。

 日産の電動化への取り組みを体現するアリアの改良モデルは、どのような仕様になっているのでしょうか。

新たなデザインがカッコイイ!
新たなデザインがカッコイイ!

 アリアは、洗練されたデザインと最新技術を兼ね備えた、日産のフラッグシップEVです。

 日本古来の伝統美に着想を得たデザインは、シンプルでありながら力強い美しさを感じさせます。

 アリアは、日産初のクロスオーバーEVとして2020年7月にバーチャルイベントで世界に発表され、電気自動車の新たな扉を開きました。

 日本では2021年6月に日本専用の限定車を発表し、予約注文開始から10日間で約4000台を受注。その後、標準仕様車の本格販売が始まりました。

 2024年には日産のモータースポーツ活動から生まれたハイパフォーマンスブランド「NISMO」が手がけた「日産アリア NISMO」を公開し、欧州市場でも発売されました。

 アリアのグレードは、2WDが2種(B6・B9)、4WDが3種(B6 e-4ORCE・B9 e-4ORCE・B9 e-4ORCEプレミア)です。

 ボディサイズは全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mm、B9 e-4ORCEプレミアのみ全高1665mm、車内寸法は長さ2075mm×幅1540mm×高さ1210mmです。

 エクステリアデザインは、日本の伝統的幾何学模様「組子」を立体的に再現し、リアコンビネーションランプには日本のミニマリズム「間」を表現するなど、伝統美を進化させた美しいフォルムを実現しています。

 ボディカラーは標準色のダークメタルグレーに加え、6色の特別塗装色をラインナップ。内装色はブラック、グレー、ブルーグレーの3種類です。

 特に注目すべきは、インストルメントパネルとセンターコンソールに採用された木目調フィニッシャーです。

 一見シックな木目調パネルですが、電源を入れるとアイコンが浮かび上がり、タッチ操作に応じて振動などの触覚が返るハプティックススイッチが組み込まれています。

 使いやすさとデザイン性を融合させた新しいユーザーインターフェースにより、ワクワクする乗車体験を提供します。

 先進の運転支援システムも搭載されています。「プロパイロット2.0」は、高速道路での追い越しを含む走行支援や、一定条件下でのハンズオフドライブが可能です。

 また、狭い駐車スペースでも車外から操作してスムーズに入出庫できる「プロパイロット リモート パーキング」は、日産初搭載の注目技術です。

 駆動用バッテリーは66kWhと91kWhの2タイプを設定。航続距離は66kWh仕様でWLTCモード460〜470km、91kWh仕様では560〜640kmを記録しています。

 通勤や買い物だけでなく、週末の遠出やロングドライブにも十分対応可能です。価格(税込)は、最安モデルのB6が659万1100円、上位モデルのB9 e-4ORCE プレミアが860万3100円です。

 そして今回の一部改良でエクステリアではVモーショングリルを廃止。新型「リーフ」などと共通する水平基調のフロントデザインに刷新し、先進性と上質感をさらに高めました。

 インフォテインメントシステムにはGoogleを搭載し利便性を向上。加えて、EVのバッテリー電力を外部に供給できるV2L機能の追加や、サスペンション改良により、より快適な乗り心地を実現しています。

 キャッチコピーは「選ぶなら、未来基準」。この言葉の通りアリアは日産が培ってきた電気自動車のノウハウと最新のコネクテッド技術を融合させた、革新的なクロスオーバーEVです。さらなる進化を遂げるアリアから、目が離せません。

【画像】超カッコイイ! これが“世界初公開”の日産「新型SUV」です!(30枚以上)

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Writer: 紫苑玲

栃木県在住。新車、軽貨物、車の中古買取相場、テック、金相場などのジャンルで記事を執筆するフリーランスライター。ドライブが趣味。SUVとスポーツカーの2台を使い分け中。自宅前が登山道のため、緊張感がある車生活を送っている。

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