ホンダの新型「“5人乗り”ミドルクラスSUV」まもなく発売! 全長4.7m級の「ちょうどイイ上級モデル」! 精悍スポーティ「RS」も設定の新型「CR-V e:HEV」今冬発売へ
ホンダが「ジャパンモビリティショー2025」で日本初公開した新型「CR-V e:HEV」。すでに海外では2022年から販売されている現行型CR-Vですが、日本市場にはどのような仕様で導入されるのでしょうか。
満を持して……ホンダのグローバルモデルがついに国内導入
先行導入された燃料電池車の「CR-V e:FCEV」に続き、ついに待望の最新型「CR-V」ハイブリッドモデルが日本へ上陸します。
新型「CR-V e:HEV」は、力強い走りと上質な仕立てを両立したミドルSUVとして、ホンダファンが求めていた“現実的な選択肢”となりそうです。

ホンダが「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」で日本初公開し、今冬の発売も明らかにされた新型CR-V e:HEV。
CR-Vは、世界約150の国と地域で発売される、ホンダを代表するグローバルモデルです。1995年の初代デビュー以来、累計1500万台を超える販売台数を記録しており、現行型で通算6代目となります。
日本市場では、2024年7月に外部充電が可能なプラグイン機能を備えた燃料電池車のCR-V e:FCEVが先行登場しています。
水素1回の充填で最大621kmの走行が可能なほか、約61kmのEV走行距離も実現するという利便性の高い燃料電池車であることが特徴です。
もちろんクロスオーバーSUVとして高い利便性も高いモデルですが、車両本体価格(消費税込み、以下同)809万円と高額。2025年度のCEV補助金(255万円)を適用しても、実質約550万円です。
また「リース専用」という販売条件も設定されるなど、購入のハードルが高かったことから、「もっと手の届きやすいガソリン車やハイブリッド車のCR-Vが欲しい」という声が多く寄せられており、今回のe:HEV国内投入はそれが実現したかたちです。
今回発表となった日本仕様の新型CR-V e:HEV(5人乗り)は、2リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドモデルです。
高出力モーターによる滑らかな発進、コーナーでの力強いトルク感、そしてアクセルを踏み込んだ際に響く澄み切ったエンジンサウンドが特徴とされています。
なお海外市場ではe:FCEVとe:HEVのほか、1.5リッター直列4気筒の直噴VTECターボエンジン車も展開されています。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川 賢一)がJMS2025会場でお話をうかがったホンダの関係者によると、日本向けのCR-V e:HEVはタイの工場で生産された車両を輸入して販売する予定とのこと。
タイは日本と同じ左側通行・右ハンドルの国であるため、生産面での高い親和性があるためだと思われます。
ちなみにタイ仕様のCR-Vのボディサイズは、全長4691mm×全幅1866mm×全高1681-1691mm、ホイールベース2700mm。
グローバルでCR-Vの直接のライバルとなるトヨタ「RAV4」(JMS2025で披露された次期型モデル)が、全長4600mm×全幅1855mm×全高1680-1685mmとなっており、新型CR-Vはそれよりも少し大柄なボディを特徴とします。




























































































