約843万円から! トヨタ「“新”ランドクルーザー」が凄い! 2.4リッター「ターボハイブリッド」×斬新“丸目”顔採用! 原点回帰した「キングオブオフロード車」26年北米仕様とは
トヨタの北米法人が販売する2026年モデルの新「ランドクルーザー」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
北米の「ランドクルーザー」 どんなクルマ?
日本でも絶大な人気を誇るトヨタの本格四輪駆動車「ランドクルーザー」シリーズですが、その中核となるのが「ランドクルーザー250」です。
2025年9月にはトヨタの北米法人が2026年モデルの最新モデルを発売しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。

ランドクルーザー(ランクル)シリーズの源流は、1951年に登場した「トヨタBJ型」までさかのぼります。
当時の警察予備隊(現:自衛隊)への納入を目的に開発されましたが、他メーカーのモデルが採用され、以後は民間用モデルへと舵を切り、進化を続けます。
以来、極めて高い信頼性や堅牢性、走破性を求め続けたことで全世界的に評価され、70年以上にわたり本格四輪駆動車の代表的存在となっています。
このうちランドクルーザー250は2023年8月に発表されました。
1980年代にシリーズから派生した「ランドクルーザープラド」(以下プラド)の後継で、都会的でファッショナブルなシリーズである“ライトデューティー”タイプに位置づけられています。
しかしプラドが世代を追うごとにトップモデルに迫る豪華なキャラクターとなってきたこともあり、「人々の生活、地域社会を支えるためのクルマ」として、本来のランドクルーザーシリーズの原点回帰を目指したモデルとなりました。
これにより、豪華でブランドの旗艦となる「ランドクルーザー300」や、1980年代に登場し、以後は実用特化モデルとして展開する“ヘビーデューティー”の正統派「ランドクルーザー70」との3本柱となっています。
プラットフォームはランドクルーザー300と同様の「TNGA GA-F」を採用。軽量化や高剛性化を図り、クルマとしての基本性能の大幅な向上を図りました。
走行性能面では、シリーズ初の電動パワーステアリング(EPS)やSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を搭載。オンロード/オフロード問わず走破性・乗り心地、操縦安定性を両立させています。
また、最適な走行モード選択の「マルチテレインセレクト」、車両周囲を確認できる「マルチテレインモニター」も機能を向上し、悪路での扱いやすさを高めています。
なお北米においては、ランドクルーザーは旗艦モデルの先代型「200系」が、2021年に終売しましたが、2024年に250の販売が再開され、3年ぶりに復活を果たしています。
ただし北米では、300や70はないことから、「250」の名称が付されない単一車種として展開されています。
パワートレインは、日本仕様とは異なっています。
2.4リッター4気筒ガソリンターボエンジンにモーターを組み合わせる「i-FORCE MAX」ハイブリッドのみの設定で、最大出力326hp・最大トルク465lb-ftを発揮します。組み合わせるトランスミッションは8速ATです。
先進運転支援システムでは、最新の「トヨタ セーフティ センス 3.0」を搭載。歩行者検知機能付き衝突回避システムや、全車速対応のダイナミックレーダークルーズコントロール、運転状況の先読みアシスト機能「プロアクティブドライビングアシスト」などを装備。
そのほか、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートなども標準装備し、安全性能を高めています。
最新の2026年モデルでは、マルチテレインモニターをオプション設定したほか、ボディカラーを一部変更するなどが行われました。
ラインナップはヘリテージ感を意識した丸目ヘッドライトの「1958」と、上級素材のシートや12.3インチのインフォテイメントディスプレイ、10スピーカーを備える上級モデル「ランドクルーザー」の2モデルを設定。
ボディカラーはアイスキャップ、ウィンドチルパール、アンダーグラウンド、ブラック、メテオシャワー、トレイルダスト、ヘリテージブルーの7色を用意。またトレイルダストとヘリテージブルーには、グレースケープのルーフのツートンカラーを設定しています。
ランドクルーザー 2026年モデルの価格は5万7200ドル(約843万円)からとなっています。
日本においては、ランドクルーザー250は廉価かつ実用向けの2.7リッター4気筒自然吸気ガソリンエンジンか、同様の特性を持つ2.8リッター4気筒ディーゼルターボエンジンの設定であり、ハイブリッドかつパワーのある「i-FORCE MAX」の設定が待ち望まれています。
Writer: くるまのニュース編集部
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