新潟を「左右に大横断」する“立派なバイパス”が延伸へ! 年中信号渋滞エリア「完全スルー」で超快適に! “ボトルネックの極地”を立体化する国道116号「新潟西道路」工事着手

国土交通省 新潟国道事務所は、国道116号「新潟西道路」の工事を着手すると発表しました。

新潟最大の「立派な道路」が延伸

 国土交通省 新潟国道事務所は2025年11月5日、国道116号「新潟西道路」の工事を着手すると発表しました。

 一体どのような道路で、開通したらどう便利になるのでしょうか。

国道116号の現況(画像:国土交通省)。
国道116号の現況(画像:国土交通省)。

 国道116号は、新潟県の日本海側中部の柏崎市と新潟市中央区を結ぶ道路です。

 かつての「北陸道」国道8号から分岐し、JR越後線に沿うように走り、刈羽・出雲崎・吉田(弥彦)・内野を通って、新潟駅北側の本町通りに至ります。

 新潟県内では国道402号や先出の国道8号などが付近にありますが、JR沿線の住宅エリアなどを通過するため、付近住民にとっては重要な生活道路となっています。

 このうち内野から新潟駅付近まではバイパスが開通しており、高規格道路「新潟東西道路」を形成。

 国道116号以東も複数のバイパスが整備され、国道7号の新発田まで直通。新潟県の東西を結ぶ幹線として、4〜6車線の快適かつ走りやすい立派な道路が約30km以上にわたって完成されています。

 いっぽう、西側の内野から柏崎寄りは2車線になり、特に「曽和IC」の出口では急激に車線が減少するため、文字通りのボトルネックになっています。

 その先、広域農道を交差する「田島交差点」では慢性的に渋滞が発生。

 これに起因する追突事故も多く、そこをスルーしたいがために周辺の農道や市街地を抜け道として通過するクルマもあるなど、付近の生活環境に影響を及ぼしているといいます。

 今回工事が着手されるのは、曽和ICから「明田交差点」までの約4.2kmの延伸部で、フルで4車線化を行うとともに、交差点を立体化。信号渋滞を完全スルーする形で内野・新潟・新発田方面への行き来が可能になります。

 明田交差点では北陸道の黒埼SICや国道8号、さらには磐越道方面へアクセスできる新潟中央環状道路を接続し、多方面からのバイパス流入もしやすくなります。

 実はこの区間は2009年から徐々に走りやすい高規格化の機運が高まっており、2019年には事業化がスタートしていました。

 その後用地着手などを実施しており、今回ようやく開通までの第一歩を歩むことになります。

【画像】超便利!? これが「新潟西道路」のルートと現況です!(30枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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