トヨタ新「ハイエース」世界初公開! “商用バンの皇帝”21年ぶり「フルモデルチェンジ」に期待大! “ひろびろボディ”は「通常モデル」と「ロング版」の2タイプで登場か!
トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」に出展して話題を呼んでいる「ハイエース コンセプト」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタ新「ハイエース」世界初公開! ボディは「サイズの異なる」2タイプで登場か!
東京ビッグサイト(国際展示場)で2025年10月29日から開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」では、様々な「注目モデル」が登場しました。
その中でも特に話題になった一台が、トヨタが世界初公開した「ハイエース コンセプト」です。

ハイエース コンセプトは、その名のとおり、トヨタの人気商用バン「ハイエース」のコンセプトモデル。
ハイエースが初めて登場したのは1962年のこと。そこから複数回のフルモデルチェンジを経て、2004年に5代目である「H200系」が登場しました。
2019年には海外市場向けの新シリーズとして、大型化した「H300系」が開発されましたが、日本ではH200系の人気が高いことから、現在も引き続き販売されています。
しかし長く愛されるロングセラーのH200系とはいえ、20年以上フルモデルチェンジされていないため、近年では次期モデルの登場を期待する声も高まっていました。
そんな中、今回のJMS2025にハイエース コンセプトが登場したことで、「これが次期ハイエースとして発売するのでは?」と目されて大きな注目を集めたのです。
そしてハイエース コンセプトには、「ロールーフ」と「ハイルーフ」の2バージョンが用意されました。
ロールーフタイプは日本に馴染み深いH200系の特徴を引く次ぐシルエットで、一方のハイルーフタイプは大型のH300系をイメージしたような雰囲気。
どちらのタイプも「直線基調のシンプルな箱型フォルム」が共通しており、大きな特徴となっています。
「箱型デザイン」といえば、トヨタが2023年のJMS2023で発表したコンセプトカー「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」が思い出されますが、実はハイエース コンセプトはカヨイバコの思想とデザインを色濃く引き継ぎ、さらに発展させる形でデザインされています。
もちろん、単にデザインを似せたわけではありません。居住性の高さやラゲッジスペースの広さといった箱型ならでは魅力を高め、より「使い勝手が良くなるよう」な工夫が施されています。
例えばサイドドア。ロールーフとハイルーフの2タイプとも、Bピラーを排したピラーレス構造を採用し、フロントドアとスライドドアをフルオープンにすることで、2メートル以上の開口幅を実現。
床も低くフラットなため、乗り降り、荷物の積み下ろしがしやすい構造になっています。
そのほか展示されていたロールーフモデルには、助手席を倒して広い空間を作ることで、長尺の梯子を搭載。
また、リアスペースには作業用の装備や機器を収納していました。
一方、ハイルーフモデルは診療車としての活用方法をイメージさせる内装になっており、いずれも次世代ハイエースのリアルな使い方がイメージできる展示だといえるでしょう。
そしてインパネ周りなど内装のデザインは、同じくJMS2025で公開されたトヨタの新世代商用シリーズ「COMOS-X」などと共通のテーマを採用。
これはデザインにくわえて操作もシンプルに行えるのが特徴で、コックピット周辺も用途に応じてモジュールの変更ができ、「使い勝手の良さ」を高める工夫が見られます。
ボディサイズやパワートレインなど、詳細なスペックまでは公開されませんでしたが、「次世代のハイエース」がどのような方向性のクルマとして登場するのかをを分かりやすく示したモデルでした。
今後、市販化に向けて一体どのような改良が施されるのか、引き続きトヨタの動向に注目と期待が集まります。

























































































