トヨタの新型「5ドアステーションワゴン」がスゴい! 精悍マスク×全長4.8m級「おおきなボディ」で荷室も「ひろびろ」! 「カローラツーリング」より大きい新型「bZ4Xツーリング」まもなく発売へ
間もなく登場する新型「bZ4X」のティザーサイトに、BEVの新型車種が載っています。その名も「bZ4X Touring(ツーリング)」。来春発売予定の新型モデルが日本の電気自動車を変えていきそうです。
走りと広さにこだわった新型「bZ4Xツーリング」
トヨタの新型「bZ4X」ティザーサイトにひっそりと掲載されている1台のクルマ。その名は「bZ4X Touring(ツーリング)」です。
2026年春ごろ発売予定とされている新型モデルは、一体どういうクルマなのでしょうか。
![トヨタの新型「ステーションワゴン」に注目![画像は北米仕様の「bZ4X Woodland」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/09/20250925_2026_Toyota_bZ_Woodland_USA_bZ4X_Touring_001.jpg?v=1758786848)
新型bZ4Xツーリングは、マイナーチェンジ版である新型bZ4Xの荷室をストレッチしたようなステーションワゴン風のSUVです。
新型bZ4Xが大きな進化を遂げていることから、新型bZ4Xツーリングにも大きな期待が寄せられてくるでしょう。
ベースとなる新型bZ4Xは、エクステリアデザインにトヨタの最新テーマとなる「ハンマーヘッド」モチーフを採用し、横一文字に伸びるヘッドライトユニットが、スマートな印象を強めています。
BEVならではの静粛性を追求しながら、風切り音やロードノイズに対しても徹底した遮音対策を行ったことで、全ての席でリラックスしたひと時を過ごせるクルマに仕上がりました。
また新型bZ4Xでは、57.7kWh(FF)と74.7kWh(FF・AWD)の2つのバッテリー容量が用意されました。
システム最大出力は、57.7kWhのFFで123kW(約167馬力)、74.7kWhのFFで165kW(約224馬力)、74.7kWhのAWDで252kW(約343馬力)を確保します。0-100km/h加速は最速約5秒という速さで、走行性能の高さも折り紙つきです。
では新型bZ4Xツーリングは、どのようなクルマに仕上がっているのでしょうか。
日本仕様の車両詳細はまだ明らかにされていませんが、北米市場で先行発表された「bZ Woodland(ウッドランド)」と同様になる模様です。
北米仕様の心臓部には総電力量74.7kWhのリチウムイオン電池を採用。モーターとインバータを一体化した「eAxle(イーアクセル)」の高効率化もあり、航続距離はAWDで250マイル(400km超)を確保しています。
ボディサイズは全長4830mm×全幅1860mm×全高1620mmで、ホイールベースは2850mmです。bZ4Xとの大きな違いは全長にあり、ホイールベースは維持したまま、全長が140mmストレッチされているのです。
ボディストレッチの恩恵は荷室容量に表れていて、新型bZ4Xツーリングの荷室容量はbZ4Xに2倍近くになる30立方フィート(約850L)となっています。
同社のラージステーションワゴンモデルである「クラウンエステート」(通常時570L)と比較してもかなり大きい荷室容量は、BEVならではの大きさともいえるのではないでしょうか。
走りの面では、AWD仕様では前後に高出力タイプのeAxleを採用し、進化した制御システムの採用によって、前後駆動力配分の自由度が高まりました。アウトドアシーンでもすぐれた走行性能が実現されています。
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2025年3月に発売されたクラウンエステートは、すでに大人気モデルになっています。ボディタイプの似ている新型bZ4Xツーリングも、発売と同時に受注停止となるような大人気モデルとなる公算大です。
クラウンエステートよりも小さく「カローラツーリング」よりも大きなボディは、様々な用途で使いやすいものとなるでしょう。
正統派SUVの新型bZ4Xと、ステーションワゴン的な新型bZ4Xツーリング。
両者が日本のBEV市場を元気にし、BEV市場の台風の目となる日はもうすぐそこまで来ています。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。








































































