カーナビとナビアプリって何が違うの? どっちを使うのが便利? 機能とメリット&デメリットを紹介!

クルマを購入する際、カーナビは標準装備もしくはオプションで追加できます。しかし、近年はスマホのナビアプリで十分だと考える人も多いでしょう。カーナビとナビアプリにはどのような違いがあるのでしょうか。

カーナビとナビアプリの違いとは?

 最近のクルマは、カーナビではなくディスプレイオーディオが標準装備されているケースが増えています。

 カーナビを搭載したい場合、オプションとして追加しなければならないクルマは少なくありません。

 グーグルマップなどのナビアプリの精度や機能が向上しているため、カーナビは不要と思う人もいるかもしれませんが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

カーナビとスマホナビ、どちらを使うのがいい?(画像はイメージ、mapo/PIXTA)
カーナビとスマホナビ、どちらを使うのがいい?(画像はイメージ、mapo/PIXTA)

 まずは、カーナビの特徴を見ていきましょう。

 カーナビは、測位精度が高いのが大きな魅力です。GPSだけではなく、角度や動きを検知するジャイロセンサーや車速センサーなどの情報から現在地を特定するため、電波が届きにくいトンネル内や地下駐車場でも正確な位置を把握できます。

 なお、カーナビの大画面でマップが見たいという人もいますが、近年のクルマはApple CarPlayとAndroid Autoに対応しているディスプレイオーディオが標準装備されている車種が多いため、カーナビがなくてもスマホを接続すれば大画面でマップを見ることは可能です。

 また、カーナビは精度が高いのが大きな強みですが、設置コストがかかります。純正品ではなく社外品であればコストは抑えられますが、それでも数万円から数十万円は覚悟しなければなりません。地図データの更新といったランニングコストもかかるので注意が必要です。

 一方、ナビアプリはグーグルマップなどの無料で利用できるものもあり、初期コストを抑えられるのが魅力です。

 カーナビやディスプレイオーディオが装備されていなくても、スマホやタブレットがあれば、目的地を検索して案内してもらえます。

 Apple CarPlayやAndroid Auto対応のディスプレイオーディオ搭載車の場合は、接続して大画面で使用することもできます。

 しかし、ナビアプリはカーナビよりも測位精度が劣る場合があり、電波が悪い場所では利用できないケースもあります。

 とはいえ、近年はナビアプリの機能や精度も向上しており、パイオニアが提供している「COCCHi」というナビアプリは、車載ナビのような立体表示で案内してもらうことが可能です。

 一方、ナビアプリを利用する際は、データ容量を消費します。契約しているキャリアのプランが無制限であれば気にする必要はありませんが、月20GBまでなどの制限がある場合は、ナビアプリを利用しすぎると通信制限がかかる可能性があるので注意してください。

精度やコストを比較して検討を!

 それぞれメリットとデメリットがあるカーナビとナビアプリですが、「どちらを利用したほうがいいか」は人によって異なります。

 カーナビは、測位精度が高いため、初めて通る道を運転する機会が多い人に向いています。純正ナビの場合はクルマのインテリアに名馴染むように設計されており、車両情報などの連携性が高いのが魅力です。

 しかし、価格が高く、地図データの更新料がかかるケースがあるため、コストを抑えたい人には向いていません。

 一方、ナビアプリはグーグルマップなど無料で利用できるものが多く、地図データの更新料もかからないため、コストを抑えてナビを利用したい人に適しています。

 ただし、カーナビよりも正確性に劣る場合があり、ルートによっては狭い道を案内される可能性があるので注意してください。

 ある程度の土地勘がある人は無料のナビアプリで問題ないかもしれませんが、運転が不慣れな人や土地勘がない場所を運転する際はカーナビを利用したほうが安心でしょう。

 なお、なかにはカーナビに劣らない機能を備えた有料のナビアプリもあり、前述の「COCCHi」は、車線案内や車幅に適合した「道幅考慮ルート探索」機能などを搭載。地図データは常に最新の情報に更新されるため、更新料はかかりません。

 用途に応じて複数のプランが用意されているため、最低限のコストで安心して道案内してもらうことが可能です。

※ ※ ※

 このように、カーナビとナビアプリは、用途によってどちらが向いているか異なります。

 それぞれのメリットとデメリットを比較したうえで、どちらを利用するか検討するといいでしょう。

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Writer: マツ

2022年からフリーのWEBライターとして活動開始。上場企業からの依頼で、SEO記事を中心にVOD・通信系(WiFi・光回線など)などのジャンルを執筆して経験を積む。現在も企業が運営する複数のメディアで記事を執筆。読者に役立つ内容を、わかりやすく執筆することを心掛けている。

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