スズキが新型「“4人乗り”軽ワゴン」世界初公開! ツルっとフロントマスク×カクカク箱型ボディが斬新! 「ワゴンR」より背が低い“新たな生活の足”「ビジョン e-スカイ」とは!
スズキは「ジャパンモビリティショー2025」にて新型軽EVの「ビジョン e-スカイ」を世界初公開しました。2026年度中に販売される予定のモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
ツルっとフロントマスク×カクカク箱型ボディが斬新!
軽自動車を筆頭にコンパクトなクルマづくりに定評のあるスズキですが、同社初の電気自動車のSUVとして2026年1月に発売予定の新型「eビターラ」は高い完成度を誇り、その評価も上々のものとなっています。
そんなスズキが「ジャパンモビリティショー2025」で、ついに軽自動車の電気自動車を発表しました。それが「Vision e-Sky(ビジョン e-スカイ)」という参考出品車です。

ビジョン e-スカイは、日々の通勤や買い物、休日のちょっとした遠出など、軽自動車を「生活の足」として愛用されるユーザーの毎日に寄り添う電気自動車というコンセプトで作られた4人乗り軽ワゴンで、2026年度内の量産化を目指しています。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1625mmと、現行「アルト」よりも背が高く、「ワゴンR」よりは背の低いサイズとなっており、スズキの担当者いわく、これらのモデルの次期モデルというわけではないとのことです。
デザインに関しては、現在の電気自動車は先進性を表現するあまり、冷たい印象のモデルが多いのに対し、軽自動車というジャンルにマッチしたキャラ立ちを狙った「ユニーク・スマート・ポジティブ」をテーマとしたもの。
角ばった箱型のボディにグリルレスのツルリとしたフロントマスクを備えつつ、前向きで明るい気持ちになれるスズキらしいデザインを纏っています。
ボディカラーは車名の「スカイ」にマッチした空のように鮮やかなブルーと、雲をイメージしたホワイトのルーフとなっており、バンパー下部には使用済のバンパーなどをリサイクルした素材が使われ、エコロジーにも配慮しているのもポイントです。
パワートレインの詳細は明らかにはされていませんが、満充電時の航続距離は270km以上を目標としているということ。
軽自動車の使い方からするとややオーバースペックのようにも感じられますが、担当者の話によると「日常使いはもちろんのこと、休日に遠方まで足を延ばしても不安のない距離とした」と言い、給電機能も備えることからバッテリー容量に余裕を持たせたそうです。
そんなビジョンe-スカイは、エクステリアこそコンセプトカー然としたものとなっていますが、ドアの内側などには市販モデルのようなしっかりとしたウェザーストリップが備わっていることがわかりました。
2026年度中の販売を予定しており、もしかしたら、かなり手前の段階でリリースされることになるのかもしれません。期待して待ちましょう。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

























































