トヨタ「ランクル顔」なのにボディが小さい!? 人気のコンパクトカー「ルーミー」がベースの「ランドクルーミー」が中古車市場に登場! 販売店への反響は?
コンパクトでありながら広い室内空間をもつトヨタ「ルーミー」を、同じくトヨタの「ランドクルーザー300」のようなスタイルに仕上げた個体が中古車市場で販売されています。「ランドクルーミー」と呼ばれるこの個体には、いったいどのような特徴があるのでしょうか。
ルーミーが「ランクル顔」に!?その名は「ランドクルーミー」
トヨタ「ルーミー」は、2025年度上半期(4月〜9月)において軽を除いた乗用車全体の4位となる4万8712台を販売するなど、非常に高い人気を誇るトールワゴン型のコンパクトカーです。
ボディサイズは、全長3725mm×全幅1670mm×全高1735mmとコンパクトながら、「広々とした」という意味を持つモデル名のとおり、室内長2180mm×室内幅1480mm×室内高1355mmとゆとりある室内空間が特徴です。

そんなルーミーですが、同じくトヨタのクロカンである「ランドクルーザー300」のようなスタイルに変更するフェイスキットが存在しています。
「ランドクルーミー」と呼ばれるこのフェイスキットは、カスタムパーツメーカーであるESBによって、東京オートサロン2025に出展されました。
フロントバンパーとリアバンパーの2点で構成されていることから、バンパー交換のみで手軽に「ランクルフェイス」が楽しめるのが魅力といいます。
そのインパクトから大きな話題を呼んだ「ランドクルーミー」ですが、このほど中古車市場でこのフェイスキットを装着した1台が発見されました。
岩手県の中古車販売店である「ブラット盛岡 SUV専門店」で販売されているこの個体は、2022年式の「カスタム G」をベースに、「ランドクルーミー」のフェイスキットが装着されています。
さらに、それ以外にもさまざまなカスタムが施されています。
具体的には、BRUT製の14インチアルミホイールに「マッドスター」のラジアルタイヤを組み合わせたほか、1インチ(約2.54cm)のリフトアップもおこなわれています。
また、ボディカラーもランドクルーザー300のようなパールホワイトとなっており、さらにその雰囲気を高めています。
一方、内装については特にカスタムされておらず、ルーミー本来の広々とした室内空間と使い勝手のよさがそのまま維持されています。
ブラット盛岡 SUV専門店の担当者は、この個体の反響に対して次のように話します。
「こちらの『ランドクルーミー』へのお問い合わせはすでにいただいているほか、店頭に並ぶ実車を見て足を止める方も多い印象です。
実際に試乗されたお客様からは『運転していると注目されているのがわかるから、それが気持ちいい』というお声もいただきます。
ルーミー自体は非常に人気の高いモデルですが、『ランドクルーミー』のような特徴的な1台はなかなかありませんので、目立ちたいというお客様には特におすすめできる1台かと思います」
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この個体の走行距離は約3万kmとなっており、2025年10月現在の販売価格は222万1000円に設定されています。
現行モデルのルーミーの「カスタム G」の価格が211万8600円からとなっていることを考えると、若干のプレミア価格であることがわかります。
ただ、本家のランドクルーザー300は入手困難であり、なおかつ中古車相場も高騰していることを考えると「ランドクルーミー」はお買い得と言えるかもしれません。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
































