トヨタ初代「クラウン」誕生秘話 日本人の手で国産初の高級車という夢…
日本での成功と、アメリカでの惨敗
1956年、「ロンドン・東京・5万キロ・ドライブ」というイベントが開催され、見事初代クラウンは完走を果たしました。これによって初代クラウンは飛ぶように売れ、すぐにトヨタを代表するクルマとなりました。
日本でも高級車が作れるという自信を得たトヨタは、初代クラウンを自動車の本場であるアメリカへ輸出しようとしました。しかし、最高時速100キロを誇った初代クラウンも、アメリカでは高速道路にも入れないパワー不足のクルマというレッテルを貼られ、散々な評判でした。
初代クラウンは、日本の自動車メーカーも高級車を作れるという自信を与えたクルマである一方で、アメリカとの差を知らしめるクルマともなったのでした。
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