ホンダの「MRスポーツカー」がスゴい! 全長4.2mのコンパクトボディに“400馬力超え”の2リッターターボ搭載! 本気を感じる超軽量マシン「スポーツVGT」とは!

ソニーのレースゲーム「グランツーリスモ」にて、ゲーム内のオリジナルモデルであるホンダ「スポーツVGT」が注目されています。どのようなモデルなのでしょうか。

本気を感じる超軽量マシン「スポーツVGT」とは!

 ソニーが20年以上にわたり展開を続ける人気のレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」には、世界各国の自動車メーカーと共同で生み出されたオリジナルコンセプトカー「ビジョン グランツーリスモ(VGT)」という特別なカテゴリーが存在します。

 その中でも、ホンダが手掛けた「スポーツVGT」は、バーチャルな存在でありながら実車に迫る詳細なスペックを持ち、多くの関心を集めています。

本当に超カッコイイ…!
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 1997年に初代が登場した「グランツーリスモ」は、現実の車両挙動を忠実に再現した点が大きな話題を呼び、瞬く間に世界的な人気シリーズへと成長しました。

 2022年にはシリーズ誕生25周年を迎え、最新作「グランツーリスモ7」がリリースされています。

 このゲーム内で展開されるVGTプロジェクトにおいて、ホンダがその技術力とデザイン哲学を注ぎ込んで創造したのが、スポーツVGTです。

 ボディサイズは全長4250mm×全幅1845mm×全高1195mmに設定されています。これは、ホンダが2022年まで生産していたフラッグシップスポーツカー「NSX」(全長4535mm×全幅1940mm×全高1215mm)と比較すると、一回り以上コンパクトな設計であることがわかります。

 設計思想にはホンダが掲げる「Human Center Design」のコンセプトが貫かれており、乗員スペースの確保やエンジン、タイヤといった主要コンポーネントの配置など、車両の骨格を成すパッケージデザイン全体にその哲学が息づいています。

 外観は、低くワイドな構えを持つ、まさにスポーツカーと呼ぶにふさわしいスタイルを実現。力感あふれる前後フェンダーの張り出しや、機能美とデザイン性を高い次元で融合させたホイールが、迫力に満ちたエクステリアを形成しています。

 空力性能と造形美を両立させたエアインテークの処理も印象的ですが、その一方で、コクピットに目を向けると、F1マシンを思わせる独特な形状のステアリングホイールが装備され、ドライバーの体をしっかりと支えるホールド性の高いレーシングシートと相まって、スポーティな空間を演出しています。

 パワートレインには、2リッターターボエンジンに8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたユニットが搭載されます。これにより最大出力409馬力、最大トルク40.8kgf-mという強力なスペックを発揮し、そのパワーはNSXと同様のMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)レイアウトで路面に伝えられます。

 特筆すべきは、カーボン素材を惜しみなく使用することで達成された、わずか899kgという驚異的な車体重量です。さらに、ゲーム内のマシンでありながら実際の風洞テストも実施されており、その空力性能は実車と遜色ないレベルにまで磨き上げられました。

 ホンダの公式サイトでも、スポーツVGTを「『Power of Dreams』を体現した1台であり、多くの人に楽しんでもらえる本物のモデルに仕上がった」と紹介しており、その完成度に自信を覗かせています。

 スポーツVGTは、ゲームファンやクルマ好きから注目されており、「カーボンボディの再現度がすごい」といった性能面への着目はもちろん、「風洞テストまで再現するとは驚きだ」「空力設計が本格的すぎる」など、妥協のない開発姿勢に感心する声も上がっています。

 さらに、「ホンダの本気を感じる一台」「まさに夢がある」といった、ブランドの姿勢そのものに共感するコメントも寄せられており、多くの人に強い印象を与えていることがうかがえます。

【画像】超カッコいい! これがホンダの「MRスポーツカー」です!(30枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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