ホンダ新型「“4人乗り”クーペ」実車展示! “メーカー初の技術”搭載で運転楽しい&「リッター23キロ超え」の低燃費も魅力! “爆売れ”の新型「プレリュード」とは?

ホンダは「ジャパンモビリティショー2025」で新型「プレリュード」を展示しました。プレリュードは同年9月5日の発売以降、月間販売計画の約8倍の受注を記録し、好調な売れ行きを見せています。

JMSで主役級の存在感! 24年ぶり復活の新型「プレリュード」とは

 2025年10月30日から、東京ビッグサイト(江東区有明)にて「ジャパンモビリティショー2025」が開催されています。

 なかでもホンダブースで、ひときわ目を引く存在だったのが新型「プレリュード」です。

 新型プレリュードは、同年9月5日に待望の発売を迎えました。販売は非常に好調で、発売から約1ヶ月後の10月6日時点で累計受注台数は約2400台に達し、月間販売計画300台の約8倍にあたる数字を記録しています。

JMSで展示されたホンダ新型「プレリュード」
JMSで展示されたホンダ新型「プレリュード」

 プレリュードは、1978年に初代モデルが誕生しました。歴代モデルはスタイリッシュなデザインと先進技術で人気を博し、かつては「デートカー」の代名詞として親しまれたホンダの名車です。

 しかし、2001年に5代目モデルが生産を終了して以来、その名は長らく途絶えていました。

 約24年ぶりに復活を果たした新型プレリュードは、6代目モデルにあたります。

 ホンダは、大空を自由に飛ぶグライダーを発想の起点とし、「UNLIMITED GLIDE(アンリミテッド グライド)」をグランドコンセプトに設定。優雅に滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマを目指しました。

 ボディタイプはハッチバック形状を採用する4人乗りのクーペです。

 エクステリアは、他のホンダ車とは一線を画す斬新なフロントマスクが特徴的。低くシャープなフロントノーズや、抑揚のあるなめらかなボディライン、そして低くワイドなスタンスがダイナミックな走りを予感させます。

 ヘッドライトには、羽ばたく勢いを表現したマルチファンクションライトや、アダプティブドライビングビーム、アクティブコーナリングライトを採用。

 また、ルーフにはレーザーブレーズ技術を用いてルーフモールを廃止し、ガラスプリントアンテナの採用とあわせて、スムーズでクリーンなルーフラインを実現しています。

 フロントとリアのバンパー下部にはブルーアクセントが施され、伸びやかさと低い全高を印象付けます。

 インテリアも、滑空するような高揚感を感じさせるデザインが追求されました。運転席はホールド性を高めた形状、助手席はほどよく包まれるような快適さを提供する形状と、シートが作り分けられています。

 PRELUDEロゴの刺繍や、乗降時の足の出し入れを考慮したドアライニング形状など、細部までこだわって特別感を演出しました。

 Dシェイプデザインのステアリングホイールやメタル製のパドル、専用のフルグラフィックメーターも走りへの期待感を高めます。

 スペシャリティカーでありながら実用性も考慮されており、荷室はテールゲート式を採用。スーツケース2個の積載が可能です。

 パワートレインには、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載。最高出力141馬力・最大トルク182Nmを発揮する2リッター直列4気筒エンジンと、合計最高出力184馬力・最大トルク315Nmのデュアルモーターを組み合わせます。

 トランスミッションは電気式無段変速機で、駆動方式はFFです。WLTCモード燃費は23.6km/Lを達成し、高い環境性能と走行性能を両立させています。

 さらに、ホンダ車として初となる制御技術「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」を採用。モーター駆動でありながら、パドル操作により仮想の8段変速でダイレクトな駆動レスポンスと鋭いシフトフィールを実現しました。

 シャシは「シビック TYPE R(タイプアール」をベースに専用セッティングを施し、アダプティブ・ダンパー・システムやBrembo社製大容量フロントブレーキなどを採用しています。

 安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も標準装備。また、9インチHonda CONNECTディスプレーには「Google(グーグル)」を搭載し、「BOSE(ボーズ)」プレミアムサウンドシステムも備わっています。

 ジャパンモビリティショー2025のホンダ担当者によれば、今回のブース展示では「入り口に目を引くクルマを置きたかった」という狙いがあり、24年ぶりのクーペ復活という話題性を持つプレリュードが選ばれたそうです。

 展示された「フレームレッド」のボディカラーも強い存在感を放っていました。

 また、このプレリュードが持つ役割について、同担当者は以下のように話します。

「ホンダでは、2040年に向けてすべての新車をBEVもしくはFCEVにすることを目指しています。プレリュードでは、走りやドライブの楽しさを味わっていただき、本格的な電動化へ向けた架け橋になる役割を期待しています」

 ベースはシビックのハイブリッドですが、電動化しても「操る喜び」を体現する象徴的なモデルです。さらに「これを皮切りに(電動化時代のスポーツモデルを)展開していく」と、今後の戦略の起点になるクルマだと説明していました。

※ ※ ※

 新型プレリュードの価格は、617万9800円(消費税込み)です。

 ジャパンモビリティショー2025のホンダ担当者は、「現状は年配の方に売れている」としつつも、「(ホンダとしては)若者にも『いつかは乗りたい』と憧れられるような存在になってほしい」と期待を語っていました。

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Writer: くるまのニュース編集部

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