トヨタ新型「“低燃費”コンパクトカー」がスゴい! 小さなボディで「リッター34キロ超え」! 最新モデルに「昭和レトロ×上質デザイン」の意外な魅力が詰まった「アクア」の組み合わせって?

トヨタが2025年9月に発売した新型「アクア」が注目を集めています。全長わずか4mのコンパクトなボディに、リッター34km超の優れた燃費性能を実現。最新のハイブリッド技術を搭載しながらも、内装には“昭和レトロ”な温かみを感じさせるデザインを採用。先進性と懐かしさが融合した魅力的な一台です。

最新モデルに“昭和レトロ”をプラス

 トヨタは2025年9月1日、人気コンパクトカー「アクア」の一部改良モデルを発表し、同日より販売を開始しました。

 発売直後から注目を集めた新型アクアは、9月の「乗用車ブランド通称名別順位」で16位にランクインし、月間販売台数は4587台を記録しました。

 デビューから13年が経過した今もなお、数多くのユーザーに支持され続けているのは、このモデルが常に時代のニーズに応える進化を遂げてきた証といえるでしょう。

最新意匠の外装にレトロな内装パーツあり!?
最新意匠の外装にレトロな内装パーツあり!?

 今回の改良では、外観デザインの刷新が最も大きなトピックです。これまでの親しみやすい丸みを帯びたフォルムから一新し、「新しい時代を駆け抜けるデザイン」をコンセプトに、シャープで躍動感のあるスタイルへと生まれ変わりました。

 フロントフェイスにはトヨタの新世代デザイン言語である「ハンマーヘッド」フェイスを採用。左右に伸びるスリムなヘッドランプと、一直線に連なるグリルラインが精悍さを強調し、ひと目でトヨタ車と分かる存在感を放っています。

 ボディサイズは全長4080mm×全幅1695mm×全高1485mmで、ホイールベースは2600mm。都市部での取り回しやすさを損なうことなく、安定感あるフォルムを実現しています。

 パワートレインには、直列3気筒1.5リッターエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせたユニットを採用。最高出力91PS、最大トルク120Nmを発揮し、軽快な走りと低燃費性能を両立しました。

 とりわけXグレードでは、WLTCモード燃費34.3km/Lという優れた数値を達成し、環境性能と経済性の両立においてもクラスをリードしています。

 外観が先進的に変貌を遂げた一方で、インテリアでは“懐かしさ”を感じさせる意外な魅力が秘められています。

 純正アクセサリーとして用意されるアイテムの中には、昭和の高級車を彷彿とさせるデザインが多く、最新技術とレトロな情緒が融合した独自の世界観を作り上げています。

 たとえば「インテリアパネルセット」は、落ち着いた茶木目調が特徴のアクセサリーで、センターコンソールやドアアームレストに装着することでクラシカルな雰囲気を演出します。

 シルク印刷による精緻な木目表現は本物の木のような質感を再現しており、まるで昭和期の高級サルーンに乗っているかのような上質さを感じさせます。価格(消費税込み)は3万800円です。

 ほかにも目を惹くのが「ハーフシートカバー(デラックスタイプ)」です。真っ白なレース素材を使用したこのカバーは、昭和のタクシーや高級車を思わせるデザインで、現代的なブラック基調の内装に清潔感と優雅さを加えます。

 難燃性素材を採用するなど安全性にも配慮されており、価格は1台分で1万3200円。全グレードに対応している点も魅力です。

 さらに、「アシストグリップ」と呼ばれるアクセサリーもユニークな存在です。ヘッドレストに取り付けるタイプ(1万6500円)、シンプルな固定タイプ(6270円)、そしてつり革を模したタイプ(4840円)と、3種類のバリエーションが用意されています。

 これらは実用的であると同時に、どこか懐かしい雰囲気を漂わせ、車内での時間をより温かく感じさせてくれます。

 このように、最新のハイブリッド技術と昭和テイストのデザインアクセサリーという、一見相反する要素を絶妙に融合させている点が、現行アクアの特徴の1つでもあります。

 外観は未来的でありながら、内装には人の温もりを感じるノスタルジックな要素が息づいている。そうした“ギャップの魅力”が、多くのユーザーの心を掴むことでしょう。

【画像】超いいじゃん! これが“レトロ”なトヨタ新型「低燃費コンパクトカー」です!(30枚以上)

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Writer: くるまのニュース編集部

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