新型EV軽トラ「ASF2.0PT」を公開! 人気軽バン「ASF2.0」もカスタム仕様で登場、ASFがJMS2025で

2025年10月30日~11月9日(一般公開は10月31日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「ジャパンモビリティショー2025」に出展しているASFは、同社のEV軽バン「ASF2.0」を展示しているほか、今冬に発売を目指すEV軽トラック「ASF2.0PT」を同ショーで発表しました。

積載力ばっちり!30kWhバッテリーを積むEV軽バンの航続距離は243km

 2025年10月30日~11月9日(一般公開は10月31日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「ジャパンモビリティショー2025(JMS)」に出展している「ASF」は、同社のEV軽バン「ASF2.0」を展示しているほか、今冬に発売を目指すEV軽トラック「ASF2.0PT」を同ショーで発表しました。

ジャパンモビリティショー2025「ASF」ブースの様子
ジャパンモビリティショー2025「ASF」ブースの様子

「ASF」は東京都千代田区に本社を置くEVベンチャー。同社が2023年に販売を開始したEV軽バンが「ASF2.0」です。大手物流企業の「佐川急便」と、ドラッグストアチェーンの「マツキヨココカラ」に納車されることも話題となりました。

 ASF2.0は日本企業のASFが企画開発と販売を行い、中国の柳州五菱新能源汽車が製造するEV(BEV)の軽バンです。全長3395mm・全幅1475mmという外寸は、まさに日本の軽自動車企画に合致しており、日本の路上で使うための設計が施されています。

 搭載されるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは30kWhの大容量を誇り、一充電で243kmの走行(WTLCモード、JARI測定値)を可能としました。

 少なからぬ容積を必要とするエンジンやドライブシャフトといった部品を持たないため、荷室下には台車などを収納できるスペースや、充電用コンセントを収める引き出しを設けているのもEVらしいメリットです。

 乗用車のような自然なドライビングポジションを確保しつつ、荷室長1690mm・荷室幅1340mm・荷室高1230mmを確保しており、ミカン箱なら68箱、ビールケースは33ケース運べます。

 フォルムはセミキャブオーバー型。全体的に各部が丸く、逆スラントしたノーズも個性的です。画一的なデザインになりがちな軽バンの中で、ひときわ目立つデザインを採用しています。

新たに軽トラックや4人乗り仕様もリリース予定 ショーモデルはローダウン化!

 使いやすさを追求したダッシュボードには、バックカメラ映像をワンタッチで表示可能なBluetooth対応の10.1インチセンターディスプレーや、フル液晶メーターといった軽商用車の範囲を超えた装備をビルトインしています。

 オプションでは案外高価になりがちなセンターコンソール、フタ付きのオーバーヘッドコンソールも標準装着です。UVカットガラス、集中ドアロック、パワーウインドウ、運転席座面のシートヒーター、USB電源ソケットなど装備が豊富なのもポイントで、もちろんエアコンも備わります。

 驚くほどの大光量を持つ大型LEDフロントルームランプと、荷室上全体に走る4本の大型LED荷室ランプも、宅配用途に用いる際にたいへん便利です。

 安全面も抜かりなく、前方・後方の衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報機能も搭載しています。

ASFから登場した新型EV軽トラック「ASF2.0PT」
ASFから登場した新型EV軽トラック「ASF2.0PT」

 そして「ジャパンモビリティショー2025」では、この冬に発売を予定しているという軽トラック版の「ASF2.0PT」を発表し、参考出品車として展示を行いました。コンセプトは「ワンランク上の、人に優しいEV軽トラ」。ASF2.0の装備や性能はそのままに、キャビン後半を三方開きの荷台に変更したバージョンです。

 販売に先駆けてASFは、2025年中に鹿児島県知名町役場に5台を寄贈する予定です。すでに知名町では、昨年から「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」構想の一環としてASFから貸与および寄贈されたASF2.0を用いたカーボンニュートラル化の取り組みを推進しており、地域経済におけるASF2.0PTの活躍も期待されています。

 なおジャパンモビリティショー2025のASFブースに展示されているASF2.0は、ワンオフのスポイラーが装着され、さらにローダウンやバンパーグリルのブラックアウト化が施された「JMSスペシャル」とも言える特別仕様(参考出品)です。低く構えたASF2.0の精悍(せいかん)さに引かれる人も多いのではないでしょうか。また、同ショーでは待望の4人乗り仕様(4ナンバー)発売もアナウンスされていました。

 クリーンでパワフル、積載性も十分なEV軽バンは、市街地を中心とした宅配用車に適しています。これから発展するであろうEV軽バン市場で、ASF2.0は今以上に存在感を増していくに違いありません。

 ※ ※ ※

「ジャパンモビリティショー2025」は、2025年10月30日〜11月9日(一般公開は10月31日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。ASFのブースは、東京ビッグサイト東展示棟(6ホール)、ブース番号EC06です。

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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