トヨタ新「“4WD”コンパクトハッチバック」発表! 1.6リッターで「300馬力」超パワフルエンジン搭載! ボディ剛性&冷却強化で走行性能アップ! 26年モデル「GRカローラ」豪州で登場
2025年10月21日、トヨタのオーストラリア法人は、「GRカローラ」に改良を施し、オーストラリア市場へは2026年初頭に導入すると発表しました。はたしてどのような進化を遂げているのでしょうか。
剛性アップ×吸気冷却強化で“走りの質”を向上
トヨタのオーストラリア法人は2025年10月21日、ハッチバックスポーツカー「GRカローラ」に改良を施し、オーストラリアでは2026年初頭に発売すると発表しました。
今回のアップデートでは、モータースポーツで得たノウハウをもとに、ボディ剛性やエンジン冷却性能など多岐にわたって改良されています。

現行の「カローラ」シリーズは、2018年にまず5ドアハッチバックモデルの「カローラスポーツ」が先行デビュー。その後2019年に4ドアセダンモデル「カローラ」とステーションワゴンモデル「カローラツーリング」が追加されました。
さらに、2020年にはクロスオーバーSUVの「カローラクロス」を新設定し、日本では2021年に発売を開始し好評を博しています。
そして2022年に世界初公開されたのが、4WDスポーツモデルの「GRカローラ」です。
今回発表されたオーストラリア仕様は、現地の道路環境や走行条件を考慮したチューニングが施されており、日本のスーパー耐久シリーズなどで培われた知見を活かして、サーキット走行から日常走行まで高いドライバビリティを実現しています。
車体には構造用接着剤を従来比74%増となる32.7メートル分追加。とくにアンダーボディやリアホイールハウス周辺に重点的に塗布することで、強大な縦G/横Gがかかる高負荷走行時でも高い剛性を維持します。これにより、車両の一体感と操縦安定性が大幅に向上しました。
エンジンには、コンパクトで軽量な1.6リッター直列3気筒ターボ「G16E-GTS」型を引き続き搭載。最高出力300馬力・最大トルク400Nmを発生します。
トランスミッションは日本仕様と同様の6速iMT(インテリジェントマニュアル)と8速トルクコンバーター式ATを設定。走行シーンに応じて選択可能です。
駆動方式はトヨタ独自のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」で、前後リミテッドスリップデフ(LSD)を備え、コーナリング性能とトラクション性能を高めています。
また、新設計のクールエアダクトを追加。高回転域でフロントグリルから外気を直接取り込み、吸気温度を低減することで、長時間の高負荷走行時でも安定した出力を維持します。エンジン性能を長く引き出せる冷却システムが強化されたことで、ロングドライブやスポーツ走行での安心感が高まりました。
サウンド面では、従来8スピーカーだったJBLプレミアムオーディオにサブウーファーを追加し、9スピーカー仕様へアップグレード。これにより、よりクリアで迫力あるサウンドを実現しました。
さらに、アクティブノイズコントロールのチューニングも見直され、逆位相の音波で不要なエンジンノイズを低減。新たに「アクティブサウンドコントロール」も採用され、スロットル開度や走行モードに応じてエンジンサウンドを3種類のパターンで演出できます。
新型GRカローラの価格は、オーストラリアでの発売時に発表予定とされています。
Writer: くるまのニュース編集部
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