スズキ最新「コンパクトワゴン」がスゴい! 最新エンジン搭載で「リッター22km」走行可能! マイチェン並みの大刷新で“迫力デザイン”に進化した「ソリオ」とは!
スズキのコンパクトワゴン「ソリオ/ソリオバンディット」が2025年1月に改良されました。デザイン変更や新エンジン搭載など、マイナーチェンジ並みの進化を遂げた最新モデルはどのような特徴があるのでしょうか。
最新エンジン搭載でリッター22km走行可能!
2025年1月16日、スズキはコンパクトワゴン「ソリオ/ソリオバンディット」の一部改良モデルを発売しました。
ソリオは使いやすさはもちろん、スタイリッシュさが光るコンパクトワゴンは、どのように進化したのでしょうか。

ソリオの歴史を溯ると、1997年2月に発売された「ワゴンRワイド」にたどり着きます。同車は軽自動車である「ワゴンR」をベースにしたコンパクトカーで、1リッターエンジンを搭載し、乗車人数5名の立派な普通車でした。
その後、モデルチェンジの度に「ワゴンR+(プラス)」、「ワゴンRソリオ」と名前を変え、ソリオと名乗るようになったのは二度目のマイナーチェンジを実施した2005年8月です。
そして2011年1月のフルモデルチェンジでヒンジドアからスライドドアに変更され、現在のスタイルになります。
また、ソリオのエクステリアをワイルドにしたソリオバンディットが登場したのは2012年6月。現行モデルは2020年12月に発売された5代目にあたります。
現行ソリオのボディサイズは全長3810mm×全幅1645mm×全高1745mm、ホイールベース2480mmと、5ナンバーに収まるコンパクトなサイズやスライドドアの装着による使い勝手の良さが光ります。
2025年1月の改良で最も変化したのがフロントマスクです。伸びやかで堂々としたデザインになったソリオはヘッドライトの眼力が増し、フロントグリルが力強い印象になりました。また、フォグランプ周りの造形がより立体的になり、より精悍なフロントマスクとなっています。
一方、ソリオバンディットはソリオ以上の変化を遂げました。特徴的なのはヘッドライトからフォグランプにかけてで、C字状の太いラインが走っており、フロントグリルからバンパーにかけて一体的につながったエリアが強調され、迫力と上級感を強調したデザインとなりました。
パワートレインは、2023年12月に発売された「スイフト」から採用された、最新の1.2リッター直列3気筒エンジン(Z12E)をベースにしたマイルドハイブリッドを搭載。トランスミッションは全車CVTです。
駆動方式は2WD(FF)とフルタイム4WDがあり、燃費(WLTCモード)は20.7km/L(4WD)~22.0km/L(FF)を達成するなど、走行性能と燃費性能とを両立させています。
安全機能も充実しており、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーサポートII」を採用し、車線維持支援機能が標準装備となっています。
また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)「全車速追従機能・停止保持機能付」や低速時ブレーキサポート、斜め後ろから接近するクルマを知らせるブラインドスポットモニターにより安全性の高いクルマに仕上げています。
スズキコネクトにも対応しており、エアバッグが展開するような事故時に自動で緊急通報を行う「スズキ緊急通報(ヘルプネット)」のほか、クルマの故障時にディスプレイからオペレーターに連絡できる「スズキトラブルサポート」も利用できるため、急なトラブルにも安心して対応できます。
価格(消費税込)はソリオが192万6100円から259万3800円、ソリオバンディットが230万3400円から264万8800円です。
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ソリオ/ソリオバンディットは5ナンバーサイズの扱いやすいコンパクトカーですが、今回のマイナーチェンジ並みの大改良ではユーティリティはそのままにデザイン性や安全性がより高まりました。
走行性能や燃費性能も高いため、トータルバランスの高いクルマと言えるでしょう。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)










































