三菱「デリカ」両側スライドドア×高性能4WD搭載の「SUVミニバン」に注目! 3列シートで8人乗れる本格モデル「D:5」何がスゴい?
三菱「デリカD:5」は、SUVに匹敵する悪路走破性を持つ唯一のミニバンとして、根強い人気を誇っています。数多あるミニバンのなかで、選んだ理由を複数のオーナーに聞いてみました。
両側スライドドア×高性能4WD搭載!
三菱「デリカD:5」は、同社のオフローダーで培われた4WD技術を活かし、SUVに匹敵する悪路走破性を持つ、唯一の「オールラウンダーミニバン」として支持されています。
快適で低燃費で実用性の高いミニバンが数多あるなか、あえてデリカD:5を選んだ理由を、実際に複数のオーナーから改めて聞いてみました。

2007年の登場から18年を迎えるデリカD:5ですが、2012年と2019年にマイナーチェンジを実施し、さらに毎年のように一部改良などが施され、すでに完熟の域にまで達しています。
ボディサイズは、全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mm、ホイールベースは2,850mm。最低地上高を185mm確保し、さらに前方の障害物を乗り越える角度「アプローチアングル」は21.0度、リアオーバーハングが障害物を乗り越える角度「ディパーチャーアングル」は23.0度となっており、この数字はクロカンベースのSUVに匹敵する数値です。
またパワートレインは、現在は2.2リッタークリーンディーゼルエンジンを搭載。ディーゼルエンジンの特性でもある高トルク(380Nm/38.7kgm)のおかげで、約2tにもなる車体でも想像以上に軽やかに走ることができます。
そして、デリカD:5最大の特徴となっているのが、電子制御式4WD機構の搭載です。燃費を稼ぐ「2WD」や前後に駆動力を配分する「4WDオート」、泥地などのオフロード走行をも可能にする「4WDロック」モードをセレクターで簡単に切り替え可能にしている点も高評価につながっています。
デリカD:5オーナーに話を聞いてみると、必ず最初に出てくるのが「圧倒的な悪路走破性」。これにミニバンならではの居住性や積載性の高さ、両側スライドドアによる利便性がプラスされ、さらに評価が上がっていることがわかります。
「雪道で立ち往生しているSUVの脇をスイスイ走破できます」(30代女性・Tさん)や、「趣味の長尺な道具と人をたくさん乗せて、天候に左右されずに走れるタフさが魅力」(40代女性・Sさん)といった意見もありました。
デリカD:5に乗るアーティストのKさんに話を聞くと、普段の移動から趣味であるサーフィンやSUPフィッシング、震災などの支援でもデリカD:5だったからこそ活躍できた場面も多かったと言います。
「家族とスノーボードに行くことも考慮して購入しましたが、圧倒的な走破力は間違いなくミニバンを超えています。
またエンジンはパワフルとは言えませんが、遅いと感じたこともないですし静粛性も合格点。ホイール交換だけでもカスタム感を出せるのもいいですね」
その圧倒的な走破力による信頼性がデリカD:5の良いところだと教えてくれました。
もちろん基本設計の古さもあって、現在のミニバンのように細かい制御(リアのエアコンが運転席から制御できないなど)はしにくい部分はありますが、それ以上に個性と魅力があるのは間違いありません。
新型のウワサもそろそろ聞こえてきそうですが、デリカD:5が気になる人は、今のうちに購入しておくというのも良さそうです。
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ミニバンは便利だけど、アウトドアも楽しみたいユーザーにとっては、もはや「これしかない」と言うほどデリカD:5は指名買いが多いモデルです。
422万2900円から466万7300円(消費税込)と決して安くない価格ですが、購入後の幅広い汎用性などを考慮すると、かなりおすすめの1台です。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。













































































