バンから軽トラ、さらには高級7人乗りミニバンも! 新型車を続々発表! フォロフライがJMS2025でお披露目へ

商用EVメーカーのフォロフライが、中国製の新型商用車や高級ミニバンを日本に導入します。10月下旬開催の「Japan Mobility Show 2025」などで公開されます。1トンバンや軽トラなどを投入し、ラインナップを拡充します。

フォロフライ、商用3車種や高級ミニバンを発表、JMS2025で

 商用電気自動車(EV)メーカーのフォロフライは2025年10月20日、新たに3車種の商用EVを発表しました。

 これらの新型車は、同月より開催される「Japan Mobility Show 2025」(東京ビッグサイト)および「トラックワールド」(ポートメッセなごや)で同時に公開されます。

 同社はラインナップの拡充により、ラストワンマイル物流市場におけるリーディングカンパニーを目指す構えです。

フォロフライ、新型EVバンなど商用3車種や高級ミニバンを発表 JMS2025で
フォロフライ、新型EVバンなど商用3車種や高級ミニバンを発表 JMS2025で

 京都市に本社を置く商用EVメーカーのフォロフライ。

 今回の新たな商用EV3車種は、2025年10月下旬から開催される二つの主要な展示会、東京ビッグサイトでの「Japan Mobility Show 2025(JMS2025)」と、ポートメッセなごやでの「トラックワールド」にてお披露目されます。

 フォロフライは、次世代EVの投入を加速させることで、ラストワンマイル物流市場でのさらなるシェア獲得を狙います。

 フォロフライは2021年の設立以来、F1シリーズを中心に商用EVの導入実績を重ねてきました。

 今回の発表の狙いとして、同社は「水平分業」型のビジネスモデルを挙げています。

 このモデルは、国内で商品開発や日本仕様化設計に特化し、生産は海外のOEM(相手先ブランドによる生産)に委託する形態です。

 今回の3車種は、Geely Holding Group傘下のFarizon社や、国内の軽EVで実績を持つASF社といったグローバルOEMとの戦略的提携によって実現しました。

 発表される車両は、いずれも先進安全装備を標準で搭載し、快適性能も充実させたモデルとされています。

 同社は、国の補助金制度を活用することで、導入コストをディーゼル車と同等レベルに抑えることを目指しており、「環境性能」だけでなく「車としての魅力」も高めたとしています。

 今回の新車種投入により、軽自動車から6トンクラスまでラインナップが拡大され、多様なニーズへの対応体制が整えられます。

 今回発表されたのは、積載量1トンクラスのEVバン、軽EVトラック、そして最大積載量3トンのEVトラックの3車種です。

 中心となる「F11VS」(エフ・ジュウイチ・ブイエス)は、積載量1トンクラスの高性能EVバンです。

 Geely Holding GroupのFarizon社との提携により実現しました。最大積載量は1100kgを確保し 、バッテリーは82.8kWhを搭載、WLTPモードで479kmの航続距離を実現。

 充電は普通充電に加え、CHAdeMO規格の急速充電にも対応。安全装備として追従機能付きクルーズコントロールや360度全方位モニターを備えるほか、全席にヒーター及びベンチレーション付シートやヒーター付ステアリングといった快適装備も充実させています。

「FKT-B」(エフケーティー・ビー)は、軽EVトラックです。

 すでに市場投入されている軽バンタイプ「FKV」に続くトラックバージョンとして開発されました。

 この車両は、フォロフライの出資先であるASF社との共同開発によるものです。最大積載量350kgの荷箱を備え 、バッテリーは軽EVとして国内最大クラスの30kWhを搭載 、住宅街などの細かな配送ニーズに応えます。

「F3T-B」(エフサンティー・ビー)は、車両総重量6トン、最大積載量3トンのEVトラックです。都市部での配送に特化したモデルで 、バッテリー容量は103kWh、航続距離300kmを実現しています。

 EV特有の静粛性により、荷待ち時などのドライバー負担軽減が期待されます。この車両の運転には準中型免許以上が必要です。

 なお、FKT-BとF3T-Bは開発中のため、仕様が変更される可能性があるとのことです。

※ ※ ※

 またこの発表から数日経った22日には、ボルボなどを傘下とするGeely Holding GroupのプレミアムEVブランド「ZEEKR(ジーカー)」のMPV「ZEEKR 009(ジーカー・ゼロゼロナイン)」を日本国内向けに販売することを発表しました。

 ZEEKR 009は、全長5209mm×全幅2024mm×全高1812mmという堂々たるボディサイズに、最大7人が快適に過ごせる広大な室内空間を実現した高級MPVです。

 日本国内のプレミアムセグメントで初となる大型電動MPVとして、日本のお客様に斬新で特別な選択肢をお届けします。

 今回、フォロフライの販売及びアフターサービス網などを活用し、日本国内展開する予定です。

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 これらの新型車は、ジャパンモビリティショー2025(東京)とトラックワールド(名古屋)で実車が展示されます。

 東京ビッグサイトで開催されるジャパンモビリティショー2025では、「F11VS」と「ZEEKR 009」の2車種を。

 一方、ポートメッセなごやで開催されるトラックワールドでは、今回発表された商用EV3車種(F11VS、FKT-B、F3T-B)のすべてが展示されます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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