マツダ最新「クロスオーバーSUV」がスゴい! “ちょうどいいサイズ”で装備が充実&最上級より「109万円」安い! コスパ良すぎる200万円台の「CX-5」最安モデルとは!
マツダのSUV「CX-5」は高級感のある内外装にパワフルなディーゼルエンジンなどを搭載し、人気を得ています。そんなCX-5のエントリーグレードには、同車唯一の200万円台のモデルがあるのですが、どのような特徴があるのでしょうか。
最上級より「109万円」安い!
マツダのSUVシリーズの成功を導いたモデルといえば、ミドルサイズSUVの「CX-5」でしょう。
街中で扱いやすいサイズと「魂動デザイン」を採用した洗練されたエクステリア、「SKYACTIVテクノロジー」を用いたクリーンディーゼル&ガソリンエンジンは進化を続け、2017年に登場した2代目も大ヒットモデルになりました。

ただし、高性能かつ高品質がゆえに価格帯も300万円台が多く、グレードによっては400万円台もあります。
しかし、そんなCX-5でも、唯一200万円台のグレードがあります。それが「20S i Selection」(ガソリン・2WD)です。
「狙い目グレード」としてネット上でも高評価されているのですが、どのようなモデルなのでしょうか。
初代CX-5が誕生した2012年当時は、環境性能の解決策のひとつとして提唱されたクリーンディーゼルの「SKYACTIV-D」エンジンに人気が集中しましたが、むしろ日常使いではガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」のほうが優れているとも言われていました。
そして現行のCX-5には、2リッターガソリンエンジン、2.2リッタークリーンディーゼルターボ、2.5リッターガソリン(2018年に追加された2.5リッターターボは2021年に廃止)というパワーユニットを搭載。
全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mmと、扱いやすい“ちょうどいい”サイズのボディに相応しい性能を誇ります。
搭載されるエンジンによってグレード分けされており、2リッターガソリンは手頃なグレードに搭載され、i Selectionのほか、「ブラックセレクション」にも採用されます。
そのなかでもエントリーグレードの20S i Selectionと他グレードとの違いは、インテリアの違い(主にシート表皮)と、純正ホイールが17インチ(他グレードは19インチ)といった程度。ほかはあまり遜色がないのです。
またユーザーからの評判もエンジンの違いが中心で、「街乗りメインなら2WDのほうが燃費も悪くない」(40代男性)や、「シートヒーターこそつきませんが乗り心地も快適」(30代男性)など高評価。
ほかにも「明らかにディーゼルより静か」(40代男性)、「パワフルではないが加速は滑らか」(50代男性)といった具合に、アクセルを踏み込んだ際のスムーズな吹き上がりはガソリンエンジンならではのメリットと言えそうです。
20S i Selectionは4WDも選べますが、2WDはCX-5で唯一となる300万円を切るグレードで、281万500円(消費税込)。
ちなみに、2WDの最上級グレード「XD Drive Edition」は、レザーシート仕様かつディーゼルエンジンを搭載して390万1700円となっており、20S i Selection・2WDはそれより109万円安く設定されています。
さらにすごいのが、装備内容です。エントリーグレードではレスオプション、最低限の装備しかないことが多いのですが、20S i Selectionは「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(ACC)」「ハンズフリー機能付きパワーリフトゲート」も標準装備。
他メーカーでは確実に10万円クラスのオプションであるはずの「360度ビュー・モニター(自車を俯瞰で画面表示)」まで盛り込まれています。
外観上の大きな違いといえば、タイヤホイールが19インチ装着モデルもあるなかで、17インチ(225/65R17)を装着すること。
しかし扁平率が上がれば(19インチは55)ステアリングの効きもソフトになりますが、乗り心地も向上します。
駆動方式は2WDですが、しかし4WDが必要になるシチュエーションは年に数回あるかないかという人にとっては過剰な装備といえ、むしろ2WDのほうが燃費も良いというメリットも。無理して上級グレードに縛られる必要はないでしょう。
※ ※ ※
装備が見劣りするエントリーグレードと違い、20S i Selectionは「CX-5は好きだけど2WDで十分」という人には最適なモデルだといえます。
熟成された現行CX-5を購入するなら、このコストパフォーマンスに優れたエントリーグレードを検討する余地はあるのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。







































