スズキ新「“本格四駆”コンパクトSUV」まもなく発売! 最上級より「11万円オトク」だけど“快適装備”充実のシンプル仕様! 全長3.5mちいさなカクカクボディד5速MT”モデルもある「ジムニーシエラ」最安モデルって?
2025年11月4日にスズキ「ジムニーシエラ」の一部改良モデルが発売を控えています。なかでも最も安く購入できるグレードは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
最も手頃なエントリーグレードとは?
スズキは2025年10月15日、四輪駆動車「ジムニーシエラ」の一部仕様変更を発表し、同年11月4日に発売する予定です。
今回の改良では、先進安全装備の新機能を追加するとともに、「スズキコネクト」に対応し、安全性と快適性を一層高めています。
そんなジムニーシエラの中でも、最も手頃な価格で購入できるエントリーグレードは、どのような仕様なのでしょうか。

ジムニーシリーズは、伝統のラダーフレーム構造とリジッドアクスル式サスペンションを継承する本格的な四輪駆動車です。1970年の誕生以来、半世紀にわたり進化を重ねてきました。
悪路走破性の高さと取り回しの良さを兼ね備えたジムニーは、さまざまなシーンで活躍し、熱狂的なファンを持つモデルとして知られています。
現行モデルは2018年に約20年ぶりのフルモデルチェンジを受け、4代目として登場。往年のクラシックモデルを思わせる角ばった無骨なフォルムは、道具としての合理性と機能性を追求したデザインです。
現在のラインナップは、軽自動車の「ジムニー」、普通車3ドアのジムニーシエラ、そして5ドアの「ジムニーノマド」を設定しています。
今回の一部仕様変更では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、車線逸脱抑制機能を標準装備。
さらに、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)や後方誤発進抑制機能、「スズキコネクト」への対応など、安全面・機能面の両方で進化しました。
そんなジムニーシエラの中でも最もリーズナブルなグレードが「JL」です。
ボディサイズは全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mm、ホイールベースは2250mm、最低地上高は210mmで、他のグレードと共通です。
まず、エクステリアの違いとして、上級グレードの「JC」にはLEDヘッドランプが採用されますが、JLグレードはハロゲンヘッドランプを装備。
ホイールもJCグレードはアルミ製、JLグレードはスチール製となるなど、細部に違いがあります。
ボディカラーは「キネティックイエロー」をはじめとする8色のモノトーンカラーを設定。2トーンカラーは選択できません。
インテリアはブラック基調で、シート素材はファブリック。ステアリングホイールはウレタン製で、エアコン周りやインナードアハンドルのメッキ加飾は省かれています。
ただし、快適装備については上級グレードと大きな差はありません。フルオートエアコン、キーレスプッシュスタートシステム、電動格納式リモコンドアミラー(リモート格納機能付)、前席シートヒーターなどは標準装備です。
また、自発光式メーターやマルチインフォメーションディスプレイ、スペアタイヤなどの装備も他グレードと同様です。
実用面では、シートに撥水加工が施され、リアシートは左右独立で12段階のリクライニングに対応。
さらに、5:5分割可倒式のリアシートにより、2人乗車時のラゲッジスペース容量は最大352リットルまで拡大できます。
荷室とリアシート背面には防汚加工が施され、汚れた荷物も積みやすい開閉式のラゲッジボックスを装備しています。
安全装備としては「スズキ セーフティ サポート」を搭載。改良モデルからは「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、車線逸脱抑制機能も標準装備としました。
また、4速AT車では全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)や後方誤発進抑制機能にも対応しています。
パワートレインは、最高出力101PS・最大トルク130Nmを発生する1.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載。
駆動方式は全車パートタイム4WDを採用し、トランスミッションは5速MTと4速ATから選択できます。
なおJLグレードの価格(消費税込み)は227万1500円。一方、最上級グレードのJCは238万5900円で、価格差は11万4400円となっています。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。




























