三菱「次期型デリカ」登場に期待感! 「待ってます!」の声も! 唯一無二の「SUVミニバン」は高性能PHEV×本格4WDを採用? 23年公開「D:X」コンセプトの続報に注目!
まもなく開催の「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」に期待がかかるいっぽう、前回2023年JMSで披露されたコンセプトの続報にも注目が集まります。三菱自動車は「D:Xコンセプト」も、SNSなどでいまもなおその動向が注視されています。
次期「デリカ」示唆? JMS2023の「D:Xコンセプト」から見る未来の姿
2025年10月29日(一般公開は31日から)に開催の「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」は、昨年JMSとは異なるショーイヤーとして、新時代のコンセプトカーや新型車が披露される予定です。
いっぽう、前回2023年のJMSショーイヤーで披露されたコンセプトカーの“続報”にも注目が集まります。そのうちの1台が三菱自動車工業(三菱)が公開した「D:X コンセプト」です。2年を経てもなお、SNSなどではその動向が期待されています。

三菱がこれまでリリースするクルマといえば、メカメカしいデザインに本格的な四輪駆動システムを組み合わせるモデルが多く、その系譜を受け継いでいるのが2007年発売のSUVミニバン「デリカD:5」です。
登場から18年が経過してもなお、根強いファンを持ち、毎月の販売台数も800台程度をコンスタントに維持するなど、三菱の中核車種ともいえますが、いよいよその次期モデルについても期待したいところです。
そんななか、JMS2023で姿を現したD:Xコンセプトは、まさにデリカD:5の次期型を示唆するMPV(マルチパーパスヴィークル)のコンセプトカー。ネーミングは「discover(発見)」と「experience(経験)」が由来です。
デリカD:5と同様に、各ピラーには頑丈な環状骨格構造「リブボーンフレーム」を継続採用。駆動方式は電動4WDで、三菱独自の四輪制御技術「S-AWC」が採用されるなど、未来のデリカをそのまま体現するモデルに仕上がっています。
パワートレインは三菱のフラッグシップSUV「アウトランダー」同様、独自のPHEV(プラグインハイブリッド)システムを採用。リニアで力強い走行と、環境に優しい燃費性能を両立しています。
デザインはキャビン前方からDピラーまでのサイドウィンドウグラフィックと頑丈なDピラーが、屈強なデリカシリーズらしさを表現。たくましいオーバーフェンダーや大径タイヤ、プロテクター感のあるガーニッシュ類も堅牢性を与えています。
フロントフェイスは、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させ、さらに直近の三菱新型車に採用される「Tシェイプランプ」も取り入れ、視認性と先進感を感じさせます。
ボディカラーは、ラグジュアリー感のあるグランピングをイメージしたカッパーにセミグロス質感を与えたもので、アウトドア感とデリカらしいミニバンの優しさを融合。
インテリアは、多彩なアレンジでドライブの楽しさを高めるパノラミックシートや、ワイドな視界を実現する大型フロントウィンドウとシースルーボンネットにより、宙に浮いたような感覚をもたらします。
特に、非常に斬新なシースルーボンネットは、悪路での路面状況の把握に役立つほか、タイヤの切れ角などを一緒に表示させることができ、運転が苦手なユーザーでも扱いやすさを高めます。
先進機能では、音声対話式AIコンシェルジュが目的地までのルート情報や天候情報などをサポート。ミニバンらしくエンタメも充実しており、ヤマハとの協業により進化したサウンドシステムを採用。高い没入感を体感できる音響空間を実現しています。
JMS2023での公開時、まさに未来のデリカといえるD:Xコンセプトは大いに注目を集め、さらにD:Xコンセプトの世界観を体感できるライド型アトラクションも用意されるなど、三菱側の熱意も非常に感じられるものでした。
公開から2年が経過しようとする今、SNSなどでも「デリカの新型、待ってます!」「D:Xコンセプトの市販は難しそうだけどそろそろ期待したいよね」「次期デリカ早く欲しー」など、期待のコメントが数多くあります。
いっぽうで、「デリカはやっぱ泥臭くないとダメでしょ」「スペギ(編集部注記:デリカD:5の前身モデル「デリカスペースギア」)に乗ってますが、パジェロの派生らしくガッチガチの本格四駆が欲しいですね」など、かつてのデリカシリーズのような堅牢さを復活させて欲しいとする意見もあります。
ちなみに、三菱はJMS2025の出展概要をすでに発表しており、インテリアと思われるティザーも公開しています。
三菱はこれを「世界初披露となる電動クロスオーバーSUVのコンセプトカー」としており、「ミニバン」という呼称こそないものの、画像にはデリカD:5やD:Xコンセプトに採用された「リブボーンフレーム」をほうふつとさせる意匠が確認できます。
このほか内容は現在のところ一切不明ですが、2台のデリカD:5も登場します。
いよいよ開幕するJMS2025で、デリカに関して何らかの大きな動きがあるのかもしれません。続報に期待です。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。














































