約1000万円!? メルセデス・ベンツが新型「4ドア“クーペ”」を日本初公開へ! 光る斬新“イルミグリル”&「Cクラス」級の全長4.7mボディ採用! 3代目「CLA」をJMS2025でお披露目
メルセデス・ベンツ日本は、「ジャパンモビリティショー2025」での出展概要を発表しました。中でも注目なのは日本初披露のコンパクト4ドアクーペ新型「CLA」です。
ドイツでは48VのMHEVモデルも追加予定
メルセデス・ベンツ日本は、「ジャパンモビリティショー2025」での出展概要を発表しました。ブランド初のAMG製EVコンセプトや、新型「GLC」などと並び、日本初披露されるのがコンパクト4ドアクーペ新型「CLA」です。
メルセデスの新たな時代の到来を告げる1台として、その内容に注目が集まります。

CLAは、2013年に初代が登場して以来、メルセデス・ベンツのプレミアムコンパクトクラスを代表する存在として進化を続けてきた4ドアクーペです。
2019年には2代目へとフルモデルチェンジ。そして今回、3代目となる新型CLAのEV仕様が、フルモデルチェンジを経て日本で初公開されます。
新型CLAは、メルセデスが次世代EV戦略の柱として開発した電気自動車専用アーキテクチャ「MMA(Mercedes-Benz Modular Architecture)」を初採用したモデルです。プラットフォーム刷新により、デザイン・装備・走行性能のすべてが根本から見直され、これまでのCLAとは一線を画す次世代モデルへと進化しています。
ボディサイズは全長4723mm×全幅1855mm×全高1468mmで、先代より35mm長く、25mm幅広く、26mm背が高くなりました。ホイールベースも2790mmと61mm延長されており、より伸びやかでショートオーバーハングなプロポーションが実現されています。
全長は現行「Cクラス」とほぼ同等で、プレミアムコンパクトながらも上級モデルに匹敵する存在感を放っています。
さらに、フロントフェイスにはスターマークをモチーフにした先進的なLEDヘッドライトが採用され、ひと目で新型CLAとわかる個性的な表情を演出。ボディ全体の曲面と調和しながら、ブランドのアイデンティティをより強く印象づけています。
加えて、グリルまわりにはメルセデスの象徴であるスリーポインテッド・スターを照らし出すイルミネーショングリルが採用されており、左右のライトバーと連動して車幅いっぱいに発光するデザイン処理が施されています。これにより、EVらしい未来的な表情が強調されているのも新型CLAの見どころです。
欧州ではすでにEV仕様の「CLA 250+ mit EQ Technology」「CLA 350 4MATIC mit EQ Technology」の2モデルが販売されています。CLA 250+はリアモーター駆動で最高出力272馬力・最大トルク335Nmを発揮します。0-100km/h加速は6.7秒をマーク。
CLA 350 4MATICは前後2モーターの4WDで、システム出力354馬力・トルク515Nm、0-100km/h加速はわずか4.9秒を誇ります。
いずれのモデルも85kWhの大容量バッテリーを搭載し、航続距離はCLA 250+で最大792km、CLA 350 4MATICで最大771km(いずれも欧州WLTPモード)。急速充電にも対応しており、15分で最大400km相当をチャージできるとされています。
また、2025年末には48Vのマイルドハイブリッド(MHEV)モデルの追加も予定されています。このモデルでは、1.5リッター直列4気筒ターボエンジンと電動モーターを統合した8速DCTが組み合わされ、エンジンを始動させずに100km/hまでの加速が可能とされており、効率と静粛性の両立が図られています。
インテリアでは、10.25インチのデジタルメーターと14.4インチのセンターディスプレイを融合した「MBUXスーパースクリーン」を搭載。助手席用の14.4インチスクリーン(オプション)を含めた3画面構成も可能です。
新開発のソフトウェア「MB.OS」はGoogleマップベースのナビやChatGPT、Google Geminiとの連携も可能で、次世代のスマートコクピットを構成します。
内装テーマには「禅(Zen)」の精神が取り入れられており、星をちりばめた装飾パネルやフローティング構造のセンターコンソール、アンビエントライトなどにより、静けさと先進性を兼ね備えた空間を演出。サステナブル素材も多く使用され、環境性能とラグジュアリー性が両立されています。
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ドイツでの価格は、CLA 250+が5万5858ユーロ(日本円で約982万円、ドイツの付加価値税VAT19%込。以下同)、CLA 350 4MATICが6万380ユーロ(約1062万円)に設定されています。
現時点で日本仕様の価格や装備構成は未発表ですが、ジャパンモビリティショー2025での実車展示をきっかけに、日本市場への展開が本格化することが期待されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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